｛弱虫ペダル｝勝利の女神の奮闘記 NO.5 (ページ37)

今日:20 hit、昨日:2 hit、合計:35,119 hit

30.ウソつきページ37

金「並ぶ(・・)ぞ田所！！」

私たちに気づいた箱学はまた加速をして行く

金城先輩と田所先輩が交代でチームを引いて行くと，カーブを曲がった先で箱学のジャージが見えてきた

今「本当に追いついた…！」

田「まだだよ1年！集中しろ！
並ぶ…並ぶんだよ！！
闘うんだよ！！」

このたち…先輩方は
本当に並ぶ気だ箱根学園に！！

山の入り口まで残り3.2km
ここで離されたら一気に終わりだ
実力者を揃え王者として君臨する箱根学園と総北が闘う方法は
意思！！

7人全員が同じ思いを持って
同じ前に進もうとする力！！

全員全力それが私たち総北のロードレース！！

「「「並んだァ！！」」」

坂道くんたちが声をあげる

“このジャージは7枚で完成形
だからオレたちは7人で追いついた”
と言う金城先輩に福富さんは

“お前らしいチーム…だが
とんだ仲良しクラブだ”
と言い，新開さんに声をかける

福「全力で引け新開」

富士五湖最後の湖，山中湖
山の入り口まで残り2km…
ここで出したか『箱根の直線鬼』！

ここからは湖沿いの完全な平坦道
新開さんが最も得意とするステージだ

今「ハコガク！！」

鳴「なんやあの加速は！」

雛「あれが…全国最強レベル…」

小「せっかく…せっかく追いついたのに…」

合宿時，お手合わせしてもらった時よりも数倍…何十倍も速い

田「金城！オレが引く
オメーはしばらく足休めてろ」

前に出た金城先輩を制して田所先輩が前に出る

田「先言っとくぜ，ありがとよ3年間

こいつが総北名物肉弾列車だ！！
どけオラハコガク！！」

金城先輩に言った“ありがとよ”
その言葉を聞いて冷や汗が頬を伝った