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待「加速じゃハコガクふり払え！！」
「「「オオ！！」」」
待「里崎，塩野めいっぱい引っ張れ！」
「「ハイ！」」
広島はギュンッと加速して行くが，荒北さんは余裕で隣に並ぶ
荒「おまえら…大したことないじゃなァイ！！」
口を開けて驚いている待宮たちに，荒北さんは続けて言う
荒「逃げんなよ…やろうぜ
オレァ腹ペコなんだ…箱根学園を出し抜こうとしたおめェらを喰ってやりたくてゾクゾクしてんだ！！」
いつもとは違う荒北さんにブワッと鳥肌が立つ
合宿の時とは比べ物にならないくらいの獲物を追う引き…！
荒「逃げらんねーんだよ！ドブマチミヤァァ！
オレに喰われててめェはここでオワリだぁ！！」
荒北さんがそう叫んだと思えば，広島の黒髪の人が手を叩く
「いやあ…つよい
大したもんじゃハコガクは…流石じゃ」
待「い…井尾谷…」
井尾谷と呼ばれた人は，待宮の肩に手を置いて何かを囁いた
井「そんなに勝負したいんじゃったらノッてやるよ荒北クン
じゃがこのまま走っても体力を消耗するだけじゃ
1つルールを決めんか」
“お互い20m以上離されたら追わない”
給水所まで約10m感覚に旗が置かれている
だから旗を2本分離した方の勝ちだ
荒「んなルールなくても引き離してやんよ！！」
荒北さんはそう叫んで，ハンドルを握る力を強めた
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作者名：Mayu | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/
作成日時：2020年6月23日 22時
