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真「今度はボクの番だ
代わるよ！」
薫「おおきに…です真波くん」
真波くんが先頭に出ると何かに包み込まれるように…風を避けているように軽くなる
真「いくよ」
真波くんが加速すると荒北さんが口を開いた
荒「ったく この不思議チャンが！真ぁ波！オンオフが激しすぎんだよ！！」
真「楽しい…楽しいね
雛虎ちゃん，薫ちゃん！」
雛，薫「「うん！」」
真「坂ならもっと楽しいね！」
薫「はい！！」
雛「…うん…」
ごめんね真波くん
私はどちらかというと平坦の方が楽しいかな
荒「おいこら1年ボーズ！」
私が苦笑いで応えていると荒北さんが突然大声を出した
ゴクリと唾を飲み込んで次の言葉を待つ
荒「ったく平坦じゃ遅っせーんだよ
そう言って荒北さんは私たちの1番前に出て来た
荒「見せてヤンよ
王者箱根学園のエースを過去何度もゴールまで運んだ＿
箱根学園ゼッケン2番の引きってヤツを！！」
その言葉で空気がガラリと変わる
荒「ふりおとされんなヨ！！
1年ボーズぁ！！」
グアッと風圧が後ろに引っ張られ，体勢を低くしていないと持っていかれそうになる
荒「うるあぁぁぁ！！」
カーブではガードレールにジャージを，ペダルを地面に当ててどんどん加速して行く
周りの景色なんて見てる余裕はない
回すので…ついて行くので精一杯だ
前しか見えない…
凄い…カッコいい！！
これが本物のゴール前の…闘ってゴールを獲る人の走りなんだ！！
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作者名：Mayu | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/
作成日時：2020年6月23日 22時
