｛弱虫ペダル｝勝利の女神の奮闘記 NO.5 (ページ2)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:35,103 hit

24.動き出す3日目ページ2

「ハァ！？お前大丈夫なのk「雛虎ちゃぁぁぁぁん！！」」

箱学テントに行き，昨日のお礼と今日走る事を伝えると何人か…いやほぼ全員が眉間にしわを寄せた

雛「そんな顔しても無駄ですよ
誰がなんと言おうと私は走りますから！」

荒「雛虎チャンの走りたい気持ちは分かるけどさァ…」

新「昨日倒れたんだろ…？」

泉「いくら違うチームとは言え，心配します…」

東「あぁ，泉田の言う通りだ
俺たち…特に荒北と玉はすごく心配してたんだぞ」

福「よく金城が許したな…」

真「ここまで言われてもまだそんな目してるなんて，雛虎ちゃんも相当な自転車バカだねぇ～」

物凄く反対されてるのでなんて言えばいいか分からなくなり，助けを求めようと補給の準備をしている雪にぃの方をみた

黒「俺も…走らない方が良「雪にぃの裏切り者ぉぉ！！」」

ぐはっと言い飛んでった雪にぃを他の部員が助けに行く

雛「とにかく私は走ります！！」

語彙力が乏しい為，これ以外の言葉が見つからない

雛「真波くんの言う通り私は自転車バカなのでぜっっっったいに走ります！」

走りたい理由が自転車バカだから
という言葉が合ってるのかは分からないが，私は捨てゼリフの様にそう言って箱学テントを後にした

NOside

『10分前です』

そうアナウンスが響き渡るとだんだん選手の顔つきが変わってくる

会場に広がるピリピリとした緊張感
それはコース外で見守っている手嶋たちにも伝わってきている

今日が最終日
1番にゴールラインに入ったチームが表彰台に立つことが出来る

小「雛虎さん体調は…？」

顔を覗き込むようにして聞く小野田

雛「大丈夫だよ～…って5分前くらいにも聞いてきたよね？」

小「だ，だって…」

心配なんだもん…と言ってエヘヘと笑う

昨日雛虎が倒れ
荒北に“金城たちを呼んでこい”と言われた時，今までにない程の速さでテントに入って行ったらしい

鳴「カッカッカ！小野田くんも心配症やなぁ！」

そんな事を言っている鳴子も
昨日は涙目で横たわっている雛虎を見ていた

雛「痛っ」

ペダルに足をぶつけた雛虎が呟くと

鳴「大丈夫かいな雛虎ちゃん！？
絆創膏いるか？救護テント行くか？」

と鳴子が足を覗き込む

巻「鳴子も人の事言えねぇっショ」

巻島がそう言って笑うとその場の緊張がすこしほぐれた