あ ま い ひ と 。 学校のカイダン

７話目 ページ9

男の人が近づいてくる 。


だれ？と言おうとしたら＿＿＿


「A逃げよっ！」


そう言って腕をつかまれ走っていく 。

後ろを見るとその人と目があった 。



「ハァハァ 、大丈夫 ？」

「う、うん大丈夫だけど…… 」

走るのは得意なほうだから良いけどさっきの人が気になる 。


「Aー！」

と、みもりんが手を振ってるのが見えた 。

「さっきね 、真っ黒の男の人がいたの」

とさっきの男の話をした 。

隣では 、ツバメがゴミを拾っている 。

「それ知ってるー！」

玲奈が言った 。

「あれでしょ＿＿＿＿ 」

話が弾んだところで 、


「Aっ！ あっちいこ 。」


またエミリーに背中を押された 。


そして、


「ツバメー、頑張ってるね 。」


みもりんがばかにするように言う 。


「凄く良いと思うわ 。」


と南が腕を組ながら 、


「ここが＿＿お似合いっ！」


ドンッと＿＿ゴミが集まる小屋に押された 。


カチャっと鍵が閉まった音がした 。

「出してっ！待って皆っ！」


叫んでも皆、笑うだけ 。

友達なんかじゃなかったんだ＿＿ 。

そしたら、


「大丈夫？ 会長 。」


油森君が開けてくれた 。


「ありがとう 。」

ゴミを集めて作業に戻る 。

そしたら、上から


「油虫ーっ。」

ってタクトの声がした 。








.

８話目→←６話目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す