あ ま い ひ と 。 学校のカイダン

３５話目 ページ38

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後半戦に入った 。



やっぱりゴールは決められるが 、


さっきとは違い皆しっかり食いついてる 。


いるま君がパスされたボールをとろうと

したら 、


夏｢＿ わりぃな 。｣


わざとぶつかってきた夏樹


い｢いって 、、｣


膝を抱え込みその場に倒れ込んだいるま君


もう体力の限界だ 。


そしたら 、


慧｢チェンジだ 。｣


イヤホンから聞こえてきた言葉


｢＿ チェンジ 。｣


先生に伝え 、いるま君達をベンチに連れていく


草｢僕だけを見てて下さい 。｣


すれ違いざまに言われた 。


｢＿＿ 頑張って 。｣


大胆な言葉 。


そう言われたら見るしかないでしょ 。



ツ｢頑張れー!!｣


歓声がよりいっそう強まっていく 。


動きが早くなり 、ボールを持っている回数が

多くなった気がする 。


と 、その時


波瑠からタクトのパスを草介君がとった 。


ほんの隙を狙っていた 。



｢行けっー!!｣


思わず立ち上がる


タ｢＿ ぼーっとすんな!波瑠 ｣



タクトが久しぶりに本気になった 。


皆まだ状況を把握出来てない 。


あっという間にゴールに近づいたが 、


タクトがカバーに入る 。


残り１０秒を切った時 、


勢いよく投げたボールは ＿＿＿＿



草｢… やったーっ!!｣


大きくかかげた腕を合図に一斉に草介君の所に

集まる 。



｢＿＿ やったねっ!｣


思わず草介君に抱きついた 。


草｢えっ？｣


周りが悲鳴に包まれる 。


そんなの関係ない 、今は喜びが強い 。


｢凄くカッコよかった 。｣


まだ背中に回した腕を離さず顔を上に向けたら



｢あっ 、ごめん //。｣


草｢いや … 大丈夫 // 。｣


あまりにも顔が近かったらお互い離れた 。









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