あ ま い ひ と 。 学校のカイダン

２９話目 ページ32

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Aが初めて部活中に入ってきた 。


いきなりの事だったから 、少しでも格好いい


所見せようとしていつもだったらサボってんの


に 、ボールを持ってシュートした 。


見事に入ったけど 、


でも 、逆にAの声じゃなくて


いつも邪魔くさい女の声しかしなかった 。


今 Aを見て目があったら気まずいけど


今すぐ駆け寄って抱きしめたい 。


もう一度自分の気持ちを伝えたい 。


そう考えてたら 、


タ｢Aー！｣


体育館中に響く声で呼んだ 。


今 、自分が１番言いたい名前 。


したら 、今度は馴れ馴れしくAの頭を


撫でた 。



夏｢はっ？｣


何やってんのあいつ 。


その手を振りはだこうとしようとしたけど 、


今は出来ない 。 やりたくても …




＿＿＿＿＿




わざとAの声を大きい声で呼んだ 。


皆の視線がこっちに来るようにね 。


今まで夏樹とAは仲が良かったし 、


それに恋人だったから手が出せなかった 。


でも 、今は２人とも話してないから


最後のチャンス ＿＿とは言わないかな 。


どうせ まだ繋がってるんだよ 心の中でも


でも許して たまには欲しい 。


嫌われたっていい 、ただAが好きなだけ


叶わない恋なんて本当にあるとは思わなかった。


こんなに人を 、１人の異性を想うだけでこんな

に辛いだなんて 。


こうやって触れられるのも 、もう無いかな









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