あ ま い ひ と 。 学校のカイダン

１１話目 ページ14

バカみたい 。

人の不幸を笑うなんて 、いくら

タクトでも許せない 。


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ


「もう 、誰から ？」

画面を見てみたら 、

＿ タクト ＿


「でるわけないじゃん 。」


乱暴にリュックの中に投げ入れる 。

そして 、目的も決めずに歩く 。


すると 、


「なに 、プンスカ怒ってるんだ 。」

綺麗な顔が台無しだと言う 、あの男の人がいた。

「それ 、口説いてるつもり ？」

「バカか 口説かなくても、もう惚れてるだろ」


自信満々に鼻をふくらませて言った 。


「貴方みたいな人、惚れるわけありません 。」


と言って前を向こうとしたら……


「あれ 、顔が真っ赤だけど ？」

男の人の顔が目の前にきた 。


「暑かっただけっ！あぁ暑い暑い 。」

そう言って手をパタパタあおぐ


「今 、１２月だぞ？」

「暑がりなの 。」

＿＿ホントは冷え症だけど 。


「嘘つけ 、じゃあパーカーなんか着たらもっと暑いじゃないか 。」

もっとマシな嘘をつけって 。

何なのこの人………

「って、今そんな場合じゃないし 。」

じゃって言おうとしたら


「お前は 、強くなりたいか？」


突然そんな事言うから足を止めた 。


「自分が弱い、 憎い なんて思ってるんだろ」


自分が思ってた事を当てられたから 、


「強くしてやるから押せ 。」


つい 、押してしまった 。




.

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