◆-***-◆後書２ ページ37
例えば…
今は全然想像もつかないけれど、
いつかまた大切な存在ができるかもしれない。
誰かを愛するようになるのかもしれない。
…だって自分は「生きている」から。
投げやりなのでも諦めなのでもなく、
ただ単純な事実として自分が「生きている」ことの本質みたいなもの。
亡くなった彼女を想う心とは全く別の次元で、
多分もう相葉くんはそれを掴んでいるんです。
自分が今いる世界に「絶対」と約束できるものはない。
でも、だからこそ…
『次に会ったら』
共に永遠を過ごせるようになったら。
「絶対」が存在する世界になったら。
その時こそ、言えなかった言葉をあなたに…
まるで抜けない棘のような小さな後悔を含んだ約束でしたが、
それでもその後悔を含めて、
また会える日までしっかりと生きていく。
『小さな小さな、円い空』
共に着けることのなかった結婚指輪を空にかざして口にした約束は、
相葉くんのそんな覚悟であり、
形を変えた愛の告白でもあり、
そして希望の象徴となってればいいな…と思います。
終始物悲しいトーンだったのにも関わらず、
最後までこの作品を支えて下さって本当にありがとうございました。
なお外伝は以前と同じで、
相葉くんちに現れたネコが語るお話です。
よかったらこのままお読みいただければと思います。
以前自分の飼い主だった子どもと相葉くんを重ね、
弱った相葉くんを心配する白いネコ視点のサイドストーリー。
書き方を少し変えた作品で短いものですので未読の方はぜひ。
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/f_sorairo_side/
それでは、またお会いできる日まで。
心からの感謝を胸に…
2017.9.29
数え切れないぐらいの偶然と奇跡に囲まれた、
素晴らしい日常に感謝しつつ
薫子拝
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薫子(プロフ) - さやさん» いつもありがとう！ご想像通り解放感に満ち溢れておりまーす(笑) とにかく完走できてホッ！次はリーダー終わらせてあげなきゃ(-_-;) と言いつつ他の話も書いてるとこなのでまたどうぞよろしく♪ (2017年9月30日 15時) (
レス) id: bb4ba45953 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 取り敢えず〜！お疲れ様でした！お話のお陰で以前の楽譜を引っ張り出して、ｱﾀｼも再チャレンジしてました！その時はできなかった弾き方を求めて…といいつつ、２回もお話を楽しませて頂きありがたき幸せw (2017年9月30日 8時) (レス) id: d0bf1f7a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子
| 作成日時：2017年9月9日 9時
