◆-139-◆テーマ ページ20
「ハイ負けー」
「汚ったねぇぞお前今の！」
「はい？」
ゲームのコントローラーを放り出し、
２人は笑いながら大の字に寝転んだ。
「くっそー、次こそ返り討ちにしてやっかんな」
悔しそうに呟いた相葉がため息をつきゆっくりと目を閉じる。
静かなその横顔に二宮は２週間前、
病院でのあの恐ろしい一瞬を思い起こしていた。
「ニノさぁ」
「……ん？」
ぼんやりしていて答えるのに間ができた。
目を閉じたまま、隣の相葉が小さく続ける。
「なに話してたの？ あん時」
「は？ …いやあん時ってどん時よ」
「あん時ー。俺がそこでうたた寝しててさぁ」
「該当する日多すぎんだろ」
天井に向かって思わず笑うと、
同じような笑い声の後に静かな声が聞こえた。
「でもキッチンでネコと喋ってたのは１日だけじゃん」
意外な質問に隣を向くと相葉と目が合った。
どこまでも穏やかで迷いのないその目に、
(やっぱこの人変わったな…)
と二宮は頭の隅でふと思った。
あれだけのことがあったのだ、
変わって当然といえばそうなのだろうが―――
「…本題？」
「うん」
具体的になにかは分からなかったが、
そういえば今日会った時から何か言いたそうで、
妙にそわそわしていた相葉の様子を思い出した。
「お前ねー、タイミング」
ダイニングテーブルの空き缶をひょいとアゴで指し二宮が笑った。
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薫子(プロフ) - さやさん» いつもありがとう！ご想像通り解放感に満ち溢れておりまーす(笑) とにかく完走できてホッ！次はリーダー終わらせてあげなきゃ(-_-;) と言いつつ他の話も書いてるとこなのでまたどうぞよろしく♪ (2017年9月30日 15時) (
レス) id: bb4ba45953 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 取り敢えず〜！お疲れ様でした！お話のお陰で以前の楽譜を引っ張り出して、ｱﾀｼも再チャレンジしてました！その時はできなかった弾き方を求めて…といいつつ、２回もお話を楽しませて頂きありがたき幸せw (2017年9月30日 8時) (レス) id: d0bf1f7a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子
| 作成日時：2017年9月9日 9時
