◆-138-◆酒盛り ページ19
「…ねーニノ」
「んー？ なに」
確かに久々にゲームで対戦したかったのもあるが、
本当はどうしても二宮に聞きたいことがあった。
今日呼び出したのはそのためだった。
「あのさぁ…」
「だからなによ」
歯切れの悪さを二宮が笑う。
促されてもやはり聞きづらく、相葉はためらっていた。
二宮はずっと自分のことを心配してくれていた。
あの日もそうだったはずだ。
『…お前聞き上手にも程があんだろ』
ネコとキッチンに引っ込み、
あの時一体なにを話していたのか―――
と、本当はダイレクトにそう聞きたかったはずが、
「ねーねー、ちょっと見てよ。新作あんの」
面と向かって切り出すのはやはり照れくさく、
あれこれと逡巡するうちに酒が回ってきてしまっていた。
ケラケラとやたらテンションの高い相葉に、
「…経済的すぎんだろうがよ。
コップ１杯で出来上がっちゃって、あーあ」
二宮は呆れながらもしげしげと相葉を眺め、
「お前のクオリティー！」
どこらへんがモノマネなんすか相葉さんなどと笑いながら…
二宮は何度も何度も、そっと目元を拭っていた。
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薫子(プロフ) - さやさん» いつもありがとう！ご想像通り解放感に満ち溢れておりまーす(笑) とにかく完走できてホッ！次はリーダー終わらせてあげなきゃ(-_-;) と言いつつ他の話も書いてるとこなのでまたどうぞよろしく♪ (2017年9月30日 15時) (
レス) id: bb4ba45953 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 取り敢えず〜！お疲れ様でした！お話のお陰で以前の楽譜を引っ張り出して、ｱﾀｼも再チャレンジしてました！その時はできなかった弾き方を求めて…といいつつ、２回もお話を楽しませて頂きありがたき幸せw (2017年9月30日 8時) (レス) id: d0bf1f7a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子
| 作成日時：2017年9月9日 9時
