＊ - M - ページ38
それからしばらくして。
「…っ、」
靴を脱ぎ捨ててリビングに飛び込んできた相葉くんは、
俺やニノには目もくれずその後ろ…
ただAちゃんだけを見つめて走り寄った。
息を切らせた勢いのままに彼女を抱き寄せて、
「ごめんAさん…！」
前髪がかかってるせいであいつの表情は分からない。
けど眉が深く寄せられてるのだけは見えて、
「ごめ…ね…」
彼女の背中に回された相葉くんの両腕には、
こっちから見ても分かるぐらい力がこもってる。
あんなに抱きしめられたら、
Aちゃん息できねぇんじゃねぇかな、なんて思った。
「ちがっ…私こそ、私…」
相葉くんの腕の中で、
小さな声があっという間に曇る。
それと同時に、
「い…からもう…、
ちゃんと…あいこだよって俺、言っ…」
Aちゃんといい勝負な涙声が聞こえた。
バカお前、人んちでなにしてんだよ。
そういうことはよそでやれよなー。
…って普段だったら絶対に、
ソッコーでそう笑ってるような場面なのに。
(よかったな…)
目の前の光景に湧いてきたのは、
そんな気持ちだけだった。
愛する人。
そんなのは巷に溢れてるような使い古された陳腐な表現で、
俺だっていい年なんだから分かってるような気でいたけど。
(すげぇな…)
本当に心から大事に思う相手で、
他の誰とも、何とも、絶対に替えがきかないような存在。
目の前のこの２人はやっぱり…
何があっても互いが【そう】なんだなって、
(…ホントすげぇよ)
似たようなことは確か結婚式でも思った。
けどその事実を心底いま初めて実感した気がして、
(やっべ、マジかよなんで俺が…)
ぼんやりそんなことを考えてただけなのに、
滲みだした視界にひとり焦って目を逸らした。
…ら、
目を逸らしたその先に、
これ以上ないほど優しい顔して２人を眺めてるニノの横顔があって、
(うわ、やめろよなー)
俺の視線に気づいたのか、
目尻をほんのり赤くしたニノがこっちを見て小さく笑った。
ラッキーカラー
あずきいろ
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薫子(プロフ) - ゆいみさん» わーナイスタイミング！今日ちょうど新作UPしたからよかったらどうぞー♪アルバムいいよねっ！心の空は娘も覚えちゃって２人で大合唱してるよー(笑)で (2015年11月22日 19時) (
レス) id: 3a4e3fadbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆいみ - きゃー！返信遅くなってごめんねー(ノ_＜) 今更だけどアルバムいいよね！ 心の空がもうどハマりしちゃってリピしまくり♪ (2015年11月22日 19時) (レス) id: 41bec0fb9a (このIDを非表示/違反報告)
薫子(プロフ) - ゆいみさん» 宮城特番も面白かったね！相葉さんのハイタッチ＆指先キュッに完全にやられたよ(/ω＼) 来週の今頃はもうアルバム聴きまくってるんだろうなぁ♪楽しみ楽しみヽ(*´∀｀)ノ (2015年10月14日 20時) (レス) id: 6043de2546 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいみ - 宮城のはM駅でちょっと見れたから嬉しかったー☆ 昨日の嵐にしやがれのもおもしろかったしほかのテレビでも特集あって満足満足ー♪ (2015年10月11日 18時) (レス) id: 3b0f397d41 (このIDを非表示/違反報告)
薫子(プロフ) - ゆいみさん» アルバム嬉しいよねー！毎年ガラッと違うテイストだからどんなだか想像もつかない♪いよいよ宮城のライブも始まるし、私は行けないけどテレビ誌とかの特集が今から待ち遠しいっ(≧∇≦) (2015年9月15日 20時) (レス) id: 6043de2546 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子
| 作成日時：2013年7月2日 6時
