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独占欲 ページ27
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湧「で？なんて返事したの」
竜生から逃げ切った湧が
席まで戻ってきてそういえば、と話を切り出した。
「普通に断ったよ」
湧「んだよ、初彼ピかと思ったのに」
彼ピっていつの時代の人よ。
人の色恋につまらなそうな顔をしないでください。
「だって知らない人だよ」
颯「良かった〜」
「なんで颯太が喜ぶの？(笑)」
颯「だって、俺らと遊べなくなっちゃうじゃん」
「そたは可愛いね〜！！」
目をうるうるさせてぎゅっと抱きついてくる颯太。
頭を撫でてあげると猫みたいに嬉しそうな顔をする。
竜「はい、うっちーくんそこまで。」
私の颯太の間に入る竜生。
そのまま腕をひかれ、今度は竜生に閉じ込められる。
顔を見上げると目が合った。
「…。」
竜「そんなかわいい顔せんで」
颯「深田に邪魔された」
湧「こいつの独占欲半端ないから、颯太諦めろ」
*
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作者名：大谷
| 作成日時：2023年6月22日 13時
