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呼び出し ページ22
*
「A〜、呼ばれてるよ」
クラスメイトの声に廊下に目線を送ると
誰だ、っけ…
話したことないけどなんだろう。
竜「行くん？」
私の腕を掴み動きを制止する竜生。
「だって呼ばれたし」
竜「ふーん」
納得の言っていない顔をする。
竜生だって女の子に呼ばれたら行くくせに。
「すぐ戻ってくるから、離して？」
湧「いやお前らカップルかよ」
湧のツッコミにうるさい。
と、一言だけ残して廊下で待つ彼の元へと向かう。
颯「あれはきっと告白だ〜」
竜「Aのどこがいいん。」
湧「さすがに断るだろ。隣の護衛怖ぇし。」
颯「だから彼氏出来たことないのかぁ」
湧「てか、前もこの会話したくね？｣
竜「…。」
最後に視界に入った竜生の不満そうな顔は
見なかったことにした。
*
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作者名：大谷
| 作成日時：2023年6月22日 13時
