今日:10 hit、昨日:61 hit、合計:95,535 hit
小｜中｜大
ため息 ページ3
*
竜「A、準備して」
「さっきまで動かなかったのは竜生やん」
動き始めたら準備が早い。
男の子はらくでいいですね！！
とちょっと悪意を込めて竜生を睨む。
竜「着替えんの？遅刻するよ」
そんなの竜生にはまったくきいてないけど。
「着替えるよ」
竜「あ、手伝って欲しいのか」
「ちがっ、1人で着替えるから！」
竜「あー、着替えが見たいのか。えっ ち。」
「馬鹿じゃないの？！」
またからかわれる前に急いで竜生の部屋を出る。
バタン、と勢いよくしまった扉の向こうから
竜生の笑い声が聞こえる。
「ばか。」
この広い家に今は2人きり。
だからこんなに自由なのだ。
狭い世界で、2人だけで。
一生このまま。
なんて、無理な願いを今日も。
「着替えよ」
無駄にため息をついて自室に入る。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1033人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：大谷
| 作成日時：2023年6月22日 13時
