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寄り道 ページ17
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湧「うま」
颯「ねえ、湧そのポテト頂戴！」
湧「だからセットにしろっていっただろ、いいけど」
帰るはずが…、、、
お腹空いたと騒ぐ湧たちに連れられ
某ファストフード店に寄り道していた。
「帰りたかったんだけど」
湧「あ？付き合えよ、こんくらい」
「治安悪すぎる」
竜「Aをイジメないで」
4人掛けの席、
隣はもちろん竜生で。
湧から守るようにハグされる。
湧「お前ら、ここ外なんだけど」
颯「いいなあ、俺もAとくっつきたい」
竜｢絶対ダメ｣
「竜生、苦しい」
はたから見たら、
私と竜生は恋人同士に見えるのだろうか。
チラホラといる2組の男女。
彼らはきっと“普通の恋人たち”で
その“普通”が羨ましくて、
自分たちはその関係にはなれないのだと
現実を突きつけられる外は嫌いだ。
*
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作者名：大谷
| 作成日時：2023年6月22日 13時
