君を信じて【wrwrd】【cn】 (ページ1)

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1日目ページ1

「Aさん………“癌”がありますね……」

夏休みに入る前私は体調を崩した。

いつもはすぐ治る体調も今回はかなり長引いたので病院にきていた。

なんとなくいつもとは違うと感じていた体の変化だったが、まさか癌が出来ているなんて思いもしなかった。

「非常に申し上げにくいのですが………今の癌の状態で手術することはほとんど出来ないでしょう」

淡々と医者に告げられた言葉はとても重く心に突き刺さった。

それから私はどうやって家に帰ったのか分からない。

私は帰ってくるなりベットに潜り込んだ

相談できる親なんていない。
お父さんもお母さんも仕事人間だから家に帰って来るのは年に4～5回くらいだし、そもそも私に興味がない。

何でも相談してきた親友は去年遠くに引っ越してしまった。
そもそも親友だからこそこういう事は言いにくいだろう。

今まで相談していた彼氏も彼の浮気癖がヒドくてケンカ別れしてしまった。

お医者さんはオブラートに包んで伝えてくれたが、私にはもう手術はできない。お前はもう生きられないと言われているようにしか聞こえなかった。

私はどうしたらいいのだろうか。そんなことを考えているうちにいつの間にか寝てしまっていた。
けれどなんとなく寝ているうちに心はすっきりしてしまっていて、私が行き着いた答えは

自.ｻﾂすることだった。