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颯「お前が仕事人間なのは知ってたよ。そういう一生懸命なところが好きだったし。」
「特殊な職業だから、恋人にも明かせないことがあるのも理解してたし。」
「けど最近は、Aの言葉の何が本当で何が嘘なのか、わからなくなってきて。」
次々と飛び出す過去形の表現たちに、心臓が激しく音を立てる。
颯「だから、次に会ったら言おうと思ってたんだよね。」
「……偶然だけど、会っちゃったから今言うね。」
道の真ん中で静かに告げられた言葉。
嫌だと縋る権利も、それは違うと否定する資格もないことを悟ったわたしは、彼の申し出に無言で頷くことしかできなかった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰ
「嘘をついてたつもりはないけど、適当に話はぐらかしたりすることは確かに多くて。」
「前に舘さんが言ってくれた信頼関係も、わたしのせいで気付かないうちに崩壊してて。」
「ちゃんと話し合うべきだったんだよね。」
「長年一緒だから、きっとわかってくれるだろうって甘えちゃってた…。」
後悔の念に駆られて、ああ、もう！とジョッキを煽る。
どことなく不穏な空気を感じながらも、忙しさを理由に向き合ってこなかったツケだ。
『なんか、家庭を顧みない親父みたいだね、Aちゃん。』
「え、ほんとだ。【お前に仕事の話をしてもわからんだろ！】とか言う親父じゃん。」
『ふふふ。』
仕事関係の人に話すつもりなんてなかったのに、やっぱり誰かに聞いてほしくて思わず打ち明けてしまった。
「別に仕事のせいで別れたんじゃないから、変に気遣わないでね。」
『もちろん。仕事の忙しさじゃなくてAちゃんの不誠実さが原因みたいだしね。話聞く限り。』
「うっ。」
辛辣な一言をわたしに浴びせた後、いじわるな笑みを浮かべて舘さんは言った。
『次の恋は、いい恋になるといいね。』
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びすこ(プロフ) - まあさん» まあさん、はじめまして！わたしも舘様寄りの箱推です🥹一緒🥹🥹嬉しいコメントありがとうございます！クラクラな展開になるかはわかりませんが😂二人を見守ってくれると嬉しいです。またいらしてください！ (1月2日 17時) (
レス) id: c715209984 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初めまして！舘様寄りの箱推です。いや、待ってましたよこのお話😍もっともっともっと、私達をクラクラさせて下さい！ (1月1日 8時) (レス) @page46 id: c613e7ffb3 (このIDを非表示/違反報告)
びすこ(プロフ) - yukiさん» yukiさん、コメントありがとうございます😳🌹わー！うれしいです！更新頑張ります！ (9月23日 0時) (レス) id: 2dbdd1eef0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごくすごく好きなお話です！更新楽しみにまっています❤️ (9月18日 2時) (レス) @page42 id: 20f54394f0 (このIDを非表示/違反報告)
びすこ(プロフ) - ひまわり。さん» ひまわり。さん、コメントありがとうございます🫶更新頻度上げられるように頑張ります！ (9月12日 20時) (レス) id: 068df6770e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びすこ | 作成日時：2023年2月25日 2時
