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大「Aー、帰ろ。」
あ「うん」
そういって手を繋いでお店から出る。
別に付き合ってはないけれど、大ちゃんも私も自然と繋ぐ。
あ「今日、なに食べたい?」
大「う〜ん。Aの作る料理なら何でもいいよ」
あ「ありがと。私は大ちゃんのオムライス食べたいけどな」
大「いいよ。このだいきんぐまんに任せろ」
ドヤ顔をしてくる大ちゃん。
大ちゃんのオムライス楽しみだなー
公園に着いたけど、なんで公園?
大「A、お手洗いいってきていい?」
へ?
お腹を暖めるポーズをしてくる
多分お腹痛いんだな。
あ「いいよ行ってきな。」
近くにあったベンチに座る
大ちゃんくらいの身長の影が見えて、大ちゃんかなと思ったら
涼介だった。
涼「A、あの人だれ?」
あ「山田サンには関係ないじゃん」
涼「あの人だれ?」
ダメだ。何回言っても多分リピートしてくる。
あ「一緒に住んでる人」
涼「彼氏?」
あ「違うけどもうすぐ彼氏になる予定」
そんな予定はない。だけどそうでも言っておかないと
きっと貴方は前に進めないでしょ
涼「なんで...なんで俺じゃないの?」
素直に言おう
あ「大ちゃんは優しくて、心がすごく綺麗だから」
涼「そっか」
あ「あと、離さないから...大ちゃんは_____。」
涼「俺は、離しちゃったけど、Aを思う気持ちは誰にも負けない
離しちゃった分、辛くさせちゃった分、俺が幸せにしたい。」
その言葉、昔、ずっと待ってたんだよ。
そんなこともう言えるはずもない。
あ「...ごめん...やっぱり大ちゃんは離せないから。」
丁度、大ちゃんが戻ってきた。
大「誰この人?知り合い?」
あ「あーまー...そんなとこ..話終わったからいいよ」
大「じゃー行こうか。」
あ「うん」
大「ん」
手を繋ぐポーズをしてくるから
いつも通り手を繋いで
家まで歩く。
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作者名:琴 | 作成日時:2017年1月1日 18時