五条家にヤベぇのが生まれたらしい。【五条悟】 (ページ2)

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２.出会いページ2

「慧琉様、ようこそおいでくださいました」

「ん。噂の坊はどこにいます？」

私は分家だというのに、本家の使用人は特級呪術師だからと堅苦しく接してくる。

なんかこう、ビシバシ言ってくれるような女将的な人はおらんのかね？？と思いながら無駄に広い屋敷を歩く。ちなみに私はここで何度か迷った。

「あちらにいらっしゃいます」

と、使用人は小さな少年がいる方向に掌を向ける。

あれが六眼の坊かー、と内心ワクワクしながら近付く。
パーカー付きの服を来た坊は気配に気付いたのか私の方を見た。

「わぁ……」

必然と視線が合い、その眼をしっかりと見た。
澄んだ青空のような大変綺麗な瞳だ。これが六眼か～と思う傍ら、コイツ、強いっ……！？と呪術師としての心が叫んでいた

なんとかポーカーフェイスを保ち声をかける

「初めまして、私は慧琉」

「なんか用？」

ぶっちゃけ用は済んだ
六眼見たかっただけだし。

待てよ、六眼って確か術式の視認が出来るんだよね。それでこの子無下限呪術使えるんでしょ？
あの止めたり弾いたり引き寄せたりするやつ。

これは呪術界の革命児になるのでは？？

六眼と無下限呪術を同時に持つ坊の無限大な可能性を頭の中で繰り広げていると、また坊が口を開く。

「黙るなよ、なんか用かって聞いてんだ」

おいおいおいおい

お口が悪くてよ？
それでも良家の息子か？？

あれ、そういえば名前なんだっけ

「キミ、名前は？」

「……五条悟」

これが生意気なクソガキ、坊こと五条悟との出会い。