なんでだろう……

六輪 ページ8

三条side IN三条邸

柱になって御館様から担当地区に屋敷を置いてくれた正直に言うとすごく助かった。


そうだすぐにあの人の確認をしなければ…


ガラガラ 戸を開ける音


桜)師匠今帰りました。


すると師匠はふらふらになりながら部屋から出てきた。


A)あら?この声は桜かしら?柱合会議お疲れ様。結構個性的でしたでしょう？


桜)はい。正直に言うと皆十人十色で個性的でした。


そして師匠に今現在の柱を教えた。


A)14歳で柱になるなんて最近の鬼殺隊の隊士は有能ですね。


と霞柱と恋柱以外は面識があったみたいだ。


ても私はどうしても許せなかった。


師匠のことを邪魔者にして挙句の果てには


桜)...……師匠……


A)ん？


桜)今動き回って大丈夫なんですか?


そう師匠は昔から目が見えなくてその代わりに目以外の五感がとても優れていた。


でも


A)あー...正直に言うと少しづつ動きづらくなってきたんだよ。


あのことがきっかけで師匠は少しづつ感覚が無くなってくるのだ。


師匠の予想ではあと四年だと言うのだ。


それもあの人が 胡蝶 しのぶ が師匠を追い出したりしなければあんなことにならなかったのに。


A)桜……


桜)!?はい。


A)復讐に心を捕らわれてはいけません。このままでは貴方はあの鬼と同じになってしまいます。


師匠は優しすぎます。


確かに復讐に心を捕らわれてはいけないのは分かっている。


桜)けど師匠はそれでいいのですか?


A)何を？


桜)自分が頑張って積み上げてきたのに姉に邪魔されて挙句の果てには柱に就いて自分は優越感に浸っているんですよ？私だったら絶対に許しません。


A)……確かに桜の言っていることは分かるよ。私は目が見えないけど目が見えないなりに頑張ってきたつもりだったんだけどね。それがしのぶ姉さんにとっては鬱陶しいのかもしれないんだよ。


桜)師匠...


A)さぁこの話はもう終わり。晩御飯にしましょう。


桜)お手伝いします。今日はどんな料理ですか？


A)今日は桜の柱就任日なので桜の好物の鯖の味噌煮にしまーす！


桜)ほんとですか!!嬉しいです!!


A)そぉ？じゃあ頑張って作ろうか!!


桜)はい!!


あぁなんて幸せなんだ。


この幸せは私が守らなきゃ。


師匠が私を守ってくれたようにこの幸せは誰にも壊させない。

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