国民的女優は風磨の妹！？

朝 ページ23

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Aside





外の明るさに目が覚める。


アラームに起こされない朝はいつぶり？










徐々にクリアになっていく視界。





目の前に広がる整った寝顔。












「え、まっっっってどういうこと！！！！！？？」







なんで風磨くん帰ってないの？？



なんで私は風磨くんの腕に抱きついてるの？？？







風磨「んーAうるさい」


椅子に座って上半身をベッドに預けた状態の風磨くんは





彼と距離を取ろうと動いた私の腕を引っ張って





今度は私の腕に抱きついて目を閉じる。















え？ほんとにどういう状況？昨日私何したっけ？






強烈な寒気に襲われて、

風磨くんにおうちまで運んでもらって、

お粥作ってもらって…










だめだそこから記憶が無い。







一晩中この状態だったの？え？？









風磨くんって言っても所詮成人男性。




力で勝てる訳でもなく、身動きの取れなくなった私は




まちさんに連絡を取らなきゃとスマホを開く











まちA体調大丈夫?

まち今日のお仕事全部キャンセルしといた。
今日はゆっくり休んでね。

まちあと風磨さんにはしっかりお礼言っといてね。ほんとに昨日の風磨さんめっちゃAのこと心配してたから。




Aだいぶ熱は下がりました。お仕事の件でご迷惑かけてしまってごめんなさい。
明日からは復帰できそうです👍🏻








色んな人に迷惑かけちゃったな

なんて思って風磨くんの方を向く。






「ほんとに綺麗な顔」









赤ちゃんと雪見だいふくのハーフって言われても


信じるぐらいの透明感溢れる肌




長い睫毛に




ぽてっとした唇






少し目にかかる前髪を手で整えてみる。





さらさらすぎてどんなケアしてるんだろなんて思ってたら








風磨くんの目がぱちっと開いた。













風磨「なに可愛いことしてくれてんの？」


















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