59 モブと綾部と災難と ページ15
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｢どこだったかなぁ｣
『マジでほんと早く見つけて。次の被害者が出る前に』
｢Aはせっかちだねぇ｣
『今そういう話してない！ほら早く探す！』
｢はぁい｣
モブ、今日はちょっと腹が立っている。
穴掘り小僧と認知されている喜八郎だが、いつもはきちんと掘った穴の前に
だがしかし今日。喜八郎が校庭で何やらキョロキョロしているので声をかけて言われたのが｢A、落とし穴どこに掘ったか忘れちゃった。一緒に探して｣である。ちゃんと印を置いたものの風かなにかで飛ばされてしまったらしい。
『本当にこの辺なの？』
綾部｢昨日掘ったのは一、二、三、四…………全部で十個｣
『おい』
綾部｢最後に掘ったのがこの辺｣
見失ってしまった穴をみつけ、綾部が持ってる"おとし穴きけん！！"の札を立てようとしてるけど……
『待って、それもちろん全部埋めてないんだよね』
綾部｢そりゃあ落とし穴は掘ってすぐ埋めるものじゃないからね｣
『…………ハァ、』
数日後には留三郎からでっかい雷が落とされそう。避雷しなきゃ。
また地面を睨みつけ、今度こそ落とし穴を見つけようとしたその時、数人の笑い声が近づいてきた。
『乱太郎たちだ』
綾部｢ 止まれ！｣
｢｢｢エッ｣｣｣
『こら、そんな言い方はないでしょ』
綾部が突然叫んだもんだから驚いて足を止めた三人。仮にも後輩に止まれ！だなんて。
乱太郎｢綾部先輩、A先輩も｣
『こんにちは』
しんベヱ｢ぼくたち、何かまずいことしました……？｣
綾部｢いや、君たちがまずいことをした訳じゃないんだ｣
｢｢｢あっそうですか！じゃあ！｣｣｣
綾部｢だから止まれ！｣
『言い方！』
綾部の後頭部をペチと叩いた。
綾部｢何も叩くことないじゃないか｣
『言い方を直さない喜八郎が悪い』
きり丸｢あの、なんで止めるんすか？｣
『……ほら、』
喜八郎｢ああ、実は────｣
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タンシオ - 初コメ失礼します！！最後の七松くんのラッキースケベが羨ましいな、、、なんて思ったり笑怒涛の展開で見ていてとても楽しいです！！また次の更新を楽しみにしてます！！碧さんもどうかご自愛してくださいませ。 (2022年2月12日 11時) (
レス) @page47 id: 85b974bf49 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - トントンと話が進んでいくので、集中して一気に読んでしまいました。夢主ちゃんが思っていることに共感したり、ナイスツッコミ！と思ったり……。この作品に出会えて良かったです。作者さんのペースで全然構わないので、体調に気をつけて更新頑張って下さい！ (2022年1月18日 17時) (レス) @page34 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
綾部伊沙(プロフ) - 面白くて、一気に読んじゃいました。保険委員の絡みが好きです。 色々大変なんでしょうが気がお向きになりましたら、更新の方…お考えになってみてください… (2021年12月16日 19時) (レス) @page34 id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の3.5年生 - 面白くて一気読みしました…4年生の絡みが特に好きで浜くんも出てきてくれて本当に嬉しかったです…このご時世ですしお仕事もプライベートも何かと大変ではあると思います。どうかお身体に気をつけて…気が向いたらこちらの方もまた考えてみて下さい… (2021年6月24日 2時) (レス) id: 43784786f9 (このIDを非表示/違反報告)
明花(プロフ) - お忙しい中更新ありがとうございますお疲れ様です…！！本当にこの小説が大好きなので嬉しいです！！！！ですがご無理せず、蒼葉碧さんのペースで書いてくださいね…(;_;)この小説の完結までずっと見守らせていただきますので……！！！いつもお仕事お疲れ様です(T . T) (2021年4月12日 14時) (レス) id: 8eeae89b18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年9月1日 8時
