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今度は図書室へ。屋根裏から小さく空いた穴を覗く。
伊作｢六年ろ組中在家長次、図書委員会委員長。学園一無口な男。図書室での飲食と火器の持ち込みは絶対許さない(小声)｣
『(全部知ってた)』
再び穴を覗くと、中央にしんベヱが居るのが見えた。何やら楽しそうに読んでいるし、漫画だろうか。そのまま懐に手を差し込み、饅頭を取り出した。現代で言う、ポテチ食いながら漫画を読む小学生さながらだ。
その饅頭がしんベヱの口へ入ろうとした時、ヒュンッと素早い何かが饅頭目掛けて飛び、刺さり、次の瞬間には饅頭は長次の手元にあった。
『すご……(小声)』
饅頭を手にした長次があのお馴染みの狂気的な笑い方をするのでしんベヱも｢ごめんなさい！！｣と即座に謝っていた。伊作が言っていたように、図書室では飲食厳禁なので。
伊作｢笑顔が不気味で怖い、沈黙の生き字引。得意な武器は縄鏢……普段と全く変わらず健康に問題なし。○つけといて(小声)｣
『はぁい』
仮にも同級生なのに酷い言われようだ。
普段と全く変わらず、なんてそんな基準でいいのかと疑問を抱いたけど考えても仕方の無いことなので大きく○を付けた。
その時、
──ヒュンッ
『うわっ、』
我々の気配察知したらしい長次が覗き穴のすぐ側へ縄鏢を投げてきた。私は突然のことに少しよろめき、伊作は──
伊作｢〜〜〜ッ！！！｣
頭上にあった
『大丈夫ですか！？』
伊作｢ダイジョブ……そーっと移動しよう……｣
全く大丈夫では無さそうだったけど移動せざるを得ない。私たちは静かに屋根裏から退散した。
その後は留三郎と小平太を観察。
留三郎はいつも通りイケイケに鉄双節棍を振り回したり走り込みをしたりで元気そのもの。小平太もいつも通りで塹壕を掘りまくっていて元気がありすぎる状態。
さて、最後は文次郎だけだけど──
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蒼葉碧(プロフ) - 春さん» わざわざpixivからお越しくださりありがとうございます！ストーリーはこちらの方が少し進んでいますので少しでも頂けたら幸いです……！ (2020年9月10日 22時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
春 - モブと色を見てpixivから飛んできました！まさか占ツクでUPされていたとは…即お気に入りさせていただきます！ (2020年9月10日 21時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年8月18日 18時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 主人公の性格がドストライクです。更新楽しみにしています。久々知兵助君と利吉さん格好いい！！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: ad1a18fb4b (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 凛@昆布教さん» ありがとうございます〜！新たな沼のきっかけになれたなら嬉しいです(^ω^) (2020年8月10日 22時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年7月18日 15時
