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彦四郎｢あんなのありですか？｣
勘右衛門｢うーん……ドクタケが
といいつつも呆れている勘右衛門。来賓席のドクタケは｢いーぞいーぞふぶ鬼！｣｢頑張れ頑張れふぶ鬼！｣などとエールを送っている。いいぞも何も競技はまだ始まっていない。
一方、本物のふぶ鬼はドクたまに慰められながら泣いている。出られなかったことにでも任務を受けた風鬼を心配するのでもなく、自分のことを知らない人に
……あれ、何故か伊作と数馬がドクタケの来賓席の裏へコソコソと移動している。一方で乱太郎と伏木蔵がタソガレドキの方へと向かうのが見えるのと同時に｢不運な保健委員会メンバーによる不運作戦だ！｣という伝七の声が聞こえた。
それをよそに競技スタートの合図が打ち上がる。
ユキ｢学年対抗手裏剣打ち競技、スタートしました！先頭を走る立花選手、そのすぐ後ろを走る久々知選手とデットヒートを繰り広げながら第一コーナーに差し掛かります！｣
『(美人の対決……)』
ユキ｢第一コーナーの手裏剣は──｣
仙蔵｢──何っ、｣
『乱定剣です。好きなものを選んで的に当ててください』
ご丁寧に｢乱定剣｣の立てかけが置いてある机の上には学園長のフィギュアからよく分からない生首フィギュア、柄杓に桶に丼鉢、ノートなどなど。何を基準に選ばれたのやら。
ユキ｢A先輩、乱定剣って？｣
『乱定剣とは──』
｢乱定剣とは！！！｣
『ヒッ！』
突然の大声に体が跳ねた。声の主は何故かタソガレドキの来賓席にいる文次郎だ。
文次郎｢乱定剣とは！
『……だってさ』
ユキ｢なるほど｣
有り難い説明をしてくれた文次郎は雑渡さんに向かって啖呵を切っている。が、そんなことしているバヤイではない。
『潮江せんぱーい、危ないですよー』
文次郎｢あ？……うおっ、｣
文次郎に突然降り掛かってきたのは柄杓。先程の乱定剣の中にあったものだ。
文次郎｢柄杓！？な、なんで！？｣
ユキ｢乱定剣で久々知選手の投げた柄杓が的を外れ大きく子を描いて──タソガレドキ忍者隊にいちゃもんをつけていた潮江文次郎くんを直撃しました〜！｣
文次郎｢いちゃもんって……｣
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蒼葉碧(プロフ) - 春さん» わざわざpixivからお越しくださりありがとうございます！ストーリーはこちらの方が少し進んでいますので少しでも頂けたら幸いです……！ (2020年9月10日 22時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
春 - モブと色を見てpixivから飛んできました！まさか占ツクでUPされていたとは…即お気に入りさせていただきます！ (2020年9月10日 21時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年8月18日 18時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 主人公の性格がドストライクです。更新楽しみにしています。久々知兵助君と利吉さん格好いい！！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: ad1a18fb4b (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 凛@昆布教さん» ありがとうございます〜！新たな沼のきっかけになれたなら嬉しいです(^ω^) (2020年8月10日 22時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年7月18日 15時
