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尊奈門｢うん、出来た｣
『美味しそう……』
きのこや野菜がたっぷり入った雑炊。材料を刻んで、米と煮込んで、味をつけて。作業的には簡単だけどやはり量が多い。食べ盛りの若い忍者も多いから余計だろう、食堂で使うような大きな鍋で作ったから意外と時間がかかった。
高坂｢そろそろ演習を切り上げるよう言ってくる｣
尊奈門｢分かりました｣
『はい、お椀です』
尊奈門｢よし、じゃあ分けるか｣
尊ちゃんが椀によそって私と高坂さんで忍軍の人たちへ配る。高坂さんに｢組頭の所へお願いできますか｣と言われたので雑渡さんと伏木蔵の分を、二人がいる大きな切り株の方へと持っていく。雑渡の方には相変わらずストローが刺さっている。……きのことか大きいけどストローつまらないのかな。
『雑渡さん、伏木蔵。お待たせしました』
伏木蔵｢A先輩〜！｣
雑渡｢ありがとう。頂くよ｣
大きな切り株に仲良く腰掛けている二人。こう並んでいると親子にも見える。
伏木蔵｢美味しいです〜！｣
雑渡｢うん、さすがだね｣
『お口にあってよかったです』
なんて、味付けしたのは尊ちゃんだし私は具材を切ることしか出来なかったんだけど。さすがに作りなれているのか、手際がめちゃくちゃ良くて手伝う隙もなかった。
雑渡｢Aちゃんもここで食べなよ｣
『え、でもお邪魔じゃ……』
伏木蔵｢先輩、一緒に食べましょう？｣
雑渡｢邪魔なんかじゃないよ。伏木蔵くんもこう言ってるし｣
『あ……ありがとうございます』
予期せぬ展開。誰の邪魔にもならないよう、どこかで一人で食べようかと思っていたのに。
何年ものの木を切ったものなのか、切り株は私も座らせてくれた。雑炊はとても美味しかった。あれは絶対毎日食べても飽きない。というか尊ちゃんのことだから雑渡さんのために毎回味を変えてたりするのかもしれない。
みんなで食べるご飯はいつもより美味しく感じる。今日は屋外だから尚更だろう。小中学生の頃にやった野外炊飯を思い出した。
きのこといえば保健委員会で開いてもらった歓迎パーティの鍋も美味しかったなぁ。また来年、新入生の歓迎パーティで食べられたら……来年か。伊作をはじめとした六年生は居ないんだ。その頃私は──
伏木蔵｢A先輩、美味しいですね｣
『……うん、そうだね』
私はこのまま、ずっと
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蒼葉碧(プロフ) - nasiremonさん» 労りのお言葉感謝です……！ありがとうございます！^ ^ (2020年7月18日 23時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon(プロフ) - お仕事お疲れ様でした！体を壊さないように気を付けてくださいねっ！！作者様のペースでいいので………！！ついに続編ですかっ！！！楽しみですッ！！！頑張って下さい！！ (2020年7月18日 15時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
空桜(プロフ) - 25歳コンビいいですよねッ！！！というか兵庫水軍全員かっこよすぎて私も同じ反応する自信あります() 綾部との絡みも大好きです (2020年6月15日 12時) (レス) id: e5333279ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - すごくおもしろかったです！これからもがんばってください！ (2020年6月14日 14時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめろ(プロフ) - つ、ついに兵庫水軍さんが出るのですね…！！最近めちゃめちゃ兵庫水軍さんにハマっていたので楽しみです(*^^*)これからも応援しています！！ (2020年6月13日 23時) (レス) id: a45803aec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年5月28日 23時
