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兵助｢てなわけで雷蔵。さっきの説明、全然中身がなかったぞ｣
雷蔵｢ええっ、本当？……ごめんねAちゃん、僕大雑把で……｣
『いえ、そんな』
兵助｢というわけで俺が説明し直すよ。人づてに聞いた話だから完全に正確ではないだろうけど｣
『ありがとうございます』
兵助｢最初の倒れたところまではいいな。その時丁度──｣
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小松田｢Aちゃん！？｣
突然その場に倒れたAは声をかけても反応がない。触れてみると体が暑く、呼吸も乱れていた。
綾部｢あらら、風邪ひいちゃったみたいだね｣
滝夜叉丸｢冷静に言ってるばやいか！い、一体どうすれば……｣
三木ヱ門｢と、とりあえずっ……｣
｢──お前たち、何を狼狽えているんだ｣
｢おほー、大丈夫か？｣
頭上から聞こえたその声は、雨が降っているにも関わらず嫌にはっきりと聞こえた。
滝夜叉丸｢は、鉢屋先輩に竹谷先輩……｣
竹谷｢お前たち、目の前で人が倒れたってだけでそん狼狽えてちゃプロになった時やってけないぞ？冷静になるんだ｣
三郎｢……喜八郎と三木ヱ門は桶に水を、滝夜叉丸は伊作先輩を呼んできてくれ。恐らく食堂か自室にいらっしゃる。Aは私が運ぶから心配するな｣
｢は〜い｣ ｢分かりました！｣｢了解しました！｣
三郎｢小松田さんは山本シナ先生に医務室まで来て欲しいと伝えて貰えますか｣
小松田｢うんわかった！｣
三郎｢八左ヱ門は私と医務室だ｣
竹谷｢おう｣
指示を受けた各々が各方面へ走り出す。その場は2人の登場により事なきを得たのだった。
⋮
伊作｢……うん、結構熱が高いけど解熱剤も飲ませたし、安静にしてれば大丈夫です｣
シナ｢あぁ、よかった！｣
医務室へ集合した四年生、三郎、八左ヱ門、伊作、山本シナ。伊作の触診から始まり結果はただの風邪。しかし長時間雨にさらされていたことから症状は重めのようだった。
男手はたくさんあるもののAの着替えを手伝わせる訳には行かないので一度退出、シナが体を拭いてら着替えさせる。時間も時間なのでまだ夕食を済ませていない四年生を帰らせ、伊作がAの症状に合った薬を調合した。
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蒼葉碧(プロフ) - みむまむにさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年9月23日 8時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
みむまむに(プロフ) - すごく好きです！前作から引き続きずっと楽しいです！神作をありがとうございます！！ (2020年9月22日 21時) (レス) id: c45f50d5a3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - そっかぁ、簪の意味分からないかぁ、、、嫌われている所か....ねっ？ (2020年5月22日 20時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - nasiremonさん» ありがとうございます〜！´`* (2020年5月15日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon - すごく面白いです！！ 伊作先輩と鉢屋がかっこいい！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年3月5日 15時
