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孫兵｢ジュンコ〜！どこにいってたんだぁい！？｣
その場に蹲って私の足に絡みつくジュンコと目線を合わせる孫兵。
……孫兵って普段はクールだけど彼女の前ではご主人様大好きな犬のようになる男って感じだよね。別にいいんだけど。
孫兵｢全く、勝手に居なくなっちゃダメじゃないかぁ！｣
｢シャーッ、シャッ｣
孫兵｢え、お腹がすいてたのかい？それじゃあ仕方ないけど……僕を置いていかなくてもいいじゃないか｣
｢シャー｣
孫兵｢ううん、怒ってないよ。無事に帰ってきてくれてよかったよ〜｣
『うん、あのね、二人の世界に入らないでとは言わないからそこで会話しないで貰えるかな！』
孫兵｢あっ、すみません嬉しくてつい……｣
｢シャシャッ｣
『ハハ……』
止めろとは言わないんだけど足元で会話されるのはちょっと、ね。孫兵もその体勢つらいでしょうよ。
『……ごめん孫兵。決して、決してジュンコが嫌いとかそういうんじゃないんだけど……離してもらっていい？』
孫兵｢分かりました。さぁおいで、ジュンコ｣
ジュンコは何故か私をチラリと見上げ、そして意外とあっさり足から離れていった。
孫兵｢ほらジュンコ。A先輩が一緒に君のことを探してくれたんだ。ちゃんとお礼を言わなきゃね｣
探したと言っても今から行くところだったけど。むしろジュンコから来てくれたけども。
そう言われたジュンコは控えめにシャーとだけ言った。
『ちゃんと帰ってきてよかった。さ、みんなの所へ戻ろうか』
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『ただいま〜』
数馬｢A先輩！｣
藤内｢孫兵！とジュンコも！｣
孫兵｢みんな、ごめんね｣
三之助｢全くジュンコったらいつも逃げ出して〜｣
作兵衛｢それはお前もだろ。……ジュンコ用の縄作るか？｣
孫兵｢ええっ、そんなのジュンコが可哀想だよ！｣
作兵衛｢冗談だって｣
左門｢ハハハ、とりあえずみんな揃ってよかった！｣
人間というのは数が多ければ多いほどまとまりにくい生き物。組が違えどこんなに仲のいい彼ら。みんなが六年生になった時が楽しみだ。
『……ほらみんな、日が暮れる前に帰るよ』
｢はーい！｣
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蒼葉碧(プロフ) - みむまむにさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年9月23日 8時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
みむまむに(プロフ) - すごく好きです！前作から引き続きずっと楽しいです！神作をありがとうございます！！ (2020年9月22日 21時) (レス) id: c45f50d5a3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - そっかぁ、簪の意味分からないかぁ、、、嫌われている所か....ねっ？ (2020年5月22日 20時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - nasiremonさん» ありがとうございます〜！´`* (2020年5月15日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon - すごく面白いです！！ 伊作先輩と鉢屋がかっこいい！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年3月5日 15時
