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藤内｢あの、質問いいですか……？｣
『うん、どうぞ』
藤内｢何故A……A……先輩……｣
『好きな方でいいよ』
藤内｢は、はい！えっと、A先輩はどうしてここに？｣
『あー……それは、えっと』
どうしよう、本当のことを言ってもいいものだろうか。数馬が私へ頼んだことをみんなに秘密にする理由も分からなくはない。同級生だけで出かけようとしているのにそれの見守りを頼むなんて、同級生を信用していないと言っているようなものだ。逆にそれを私へ相談してきた数馬の気持ちも分からなくないんだけども。
どうしたものか……
数馬｢僕がお願いしたんだ｣
『あ、』
作兵衛｢数馬が？｣
数馬｢うん、ごめん。どうしてもこうなっちゃう気がして……A先輩に着いてきて欲しいってお願いしたんだ｣
藤内｢なーんだ、そうだったんだ！僕てっきり数馬が不思議な力を使えるようになったのかと思ったよ！｣
作兵衛｢そんな申し訳なさそうな顔するなって、実際こうなっちまったんだから助かったよ｣
数馬｢ふたりとも……｣
『ずっ……』
藤内｢……どうしてA先輩が泣いてるんですか？｣
『う"……なんでもない……続けて』
数馬｢先輩……｣
後輩の友情を見てたらなんだか泣けてきてしまった。なんか涙腺緩くて……
作兵衛｢……あのA先輩、来ていただいたのは有難いんですが……探すの大変すよ、あの三人｣
作兵衛と一緒に藤内が｢あっ……｣と声を漏らしてこちらを見た。そんなしょげた顔しないで。
『ん"んっ…………大丈夫。私に任せて』
私には三年間忍たまから逃げることで培ったそれなりの力がある。それを駆使すれば多分……見つかるはず。……見つかるよな？ちょっと心配になってきた。
『よ、よし、気を取り直して三人……じゃなかった。三人と一匹、探すぞー！』
藤内｢お、おー！｣
作兵衛｢おー……？｣
数馬｢おー……｣
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蒼葉碧(プロフ) - みむまむにさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年9月23日 8時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
みむまむに(プロフ) - すごく好きです！前作から引き続きずっと楽しいです！神作をありがとうございます！！ (2020年9月22日 21時) (レス) id: c45f50d5a3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - そっかぁ、簪の意味分からないかぁ、、、嫌われている所か....ねっ？ (2020年5月22日 20時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - nasiremonさん» ありがとうございます〜！´`* (2020年5月15日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon - すごく面白いです！！ 伊作先輩と鉢屋がかっこいい！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年3月5日 15時
