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留三郎「そんなの後だ!」
乱太郎「そんなのじゃないです!あれは私たち保健委員会にとって大事な大事な……!」
留三郎「……乱太郎、いいか。貴重な薬になるサルノコシカケは保健委員にとっては大事だろうが、それを手に入れてもお前たちが怪我をしたら誰も喜ばん。……わかったな?」
乱太郎「はい……ごめんなさい……」
留三郎「……だが、今回は特別だ。俺がついてる、サルノコシカケを取ってこい。お前に降りかかる不運は俺が払い除けてやる!行けぇい!」
乱太郎「はい!」
かっこいいよとめさぶろー!!ヨッ!9年目のプリンス!!こんなイケメン室町にいていいのー?いいよ!!!(声に出せるわけがない)
……私?今めちゃくちゃ空気だったけど気にしてないよ!それが本来あるべき
留三郎「不運は全部俺が受け止める!」
『ヒョエッ……あ、え、援護します!』
留三郎「頼んだ!」
推しに頼まれたので命懸けで頑張らせて頂きます!!!!!
乱太郎が走り出した途端枯れ木が倒れ始める。それは一本に留まらず二本、三本、崖上から岩まで転がり始めた。
留三郎「乱太郎急げー!」
乱太郎「はぁい!」
それを鉄双節棍で受け止める留三郎、そのほぼ真後ろで飛んできた枝や石を懐に入れていた苦無で弾く私。
不思議だなぁ。留三郎の方には巨木やら大岩やら飛んでいくのに私の方へは小枝と石ばかり。大きくても精々拳ほどの石だし……同室の不運感染力ってやつかなぁ。
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結果的にいえば乱太郎はサルノコシカケを無事に収穫。
留三郎の怪我もアニメで見たのよりだいぶマシで傷が何ヶ所か出来ているくらいに済み、数馬達のところへ戻れば伊作も到着していた。
乱太郎「伊作せんぱ〜い!」
伊作「乱太郎!……あっサルノコシカケ!」
伏木蔵「やっぱりあったんだ!」
数馬「見つかってよかった〜」
『善法寺先輩』
伊作「Aちゃん、数馬から話は聞いたよ。この子達に付き合ってくれてありがとう」
『いえ、心配かけた上に結局こうして出向かせてしまってすみません』
伊作「大丈夫。みんなの気持ちは分かってるよ」
菩薩のような笑みを浮かべる。だいぶ見なれたとはいえやはり笑顔は眩しい。
伊作「留三郎もありがとう、二人を守ってくれて」
留三郎「気にするな、同室だろ。それにこいつも一応上級生なだけあって頼りになったぞ……っと」
頭に手を置かれそうな雰囲気を察知してスっと避けた。
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黒糖さまでーす - かすてらさん、わかります自分もニヤけてます。 (2023年3月5日 23時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
かすてら - 忍たま…子ども向けアニメなのにニヤけちゃう… (2020年9月5日 12時) (レス) id: fce6735151 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 一般人Nさん» へへ、ありがとうございます。告白されたの初めてなので嬉しいです*˙˙* 雑渡さん出ます!話の順番的にもう少し後なんですがめちゃくちゃ出てくるお話があるのでそこまでお待ちいただければと思います……!> < (2020年2月24日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
一般人N - 初コメ失礼します!大好きです付き合ってください!(( 個人的に雑渡さんが好きだから雑渡さん出してくれると嬉しいなぁ…なんて思ってます!できればで良いので、無視してもらっても構いません!更新楽しみにしてます、頑張ってください!! (2020年2月24日 16時) (レス) id: 3767b6257a (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - リリイさん» コメントありがとうございます!本編ではファンタジー要素を入れる予定は無いので本編終了後、番外編などで書ければと思います。素敵なアイデアありがとうございます^ω^ (2020年2月24日 8時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼葉碧 | 作成日時:2019年12月22日 23時