31 モブと危機一髪 ページ2
・
・
・
『伏木蔵大丈夫?』
伏木蔵「はい……」
数馬「さっきから小さな不運が連続して起きるね」
乱太郎「倒木につまづいて転んだと思ったら今度は小枝が飛んでくるし」
伏木蔵「次は何が起きるんだろう……!」
『こらこら』
只今保健委員会、と言っても委員長抜きの五人で山道を歩いている。なんでも伏木蔵が見かけたサルノコシカケを取りに行きたいとかで……言われた瞬間気づいたよね、今日"同室の危機一髪の段"だって。
──お願いします!一緒に来てください!
──僕たちだけじゃ不安ですけど!
──A先輩もいてくれたら安心できますし!
──お願いします、A先輩!
──わかった!わかったからボリューム下げて!?
長屋の塀の向こうから大声で言われてしまったので断ることも出来ず、この間も色々あったからしばらく安静にしていたかったけど後輩たちだけで行かせるのも心配で。アニメ通り不運大魔王が居なくても小さな不運は立て続けに起こるし。良くも悪くも保健委員会らしい道中だった。
『それで、サルノコシカケの目印ってあるの?』
伏木蔵「木がばってんに倒れていまして」
左近「木がばってんねぇ……」
途端、左近が手をついていた木が大きな音を立てて倒れる
左近「……こんな感じ?」
伏木蔵「わお……」
『……ここら辺の木全部倒れやすいみたいだから気をつけようか』
左近「伏木蔵が見た目印も後から倒れた木のせいで分からなくなってるかもしれないですね」
乱太郎「だとしたら探すの大変ですねぇ……」
『あ、乱太郎待って。一緒に行くよ』
乱太郎「はあい」
『数馬、二人とこっち側をお願い。気をつけてね』
数馬「分かりました」
確かアニメではめちゃくちゃ木が倒れてきたり岩が飛んできたりするけど留三郎が助けてくれるんだっけ。今回は
乱太郎「いてっ」
『大丈夫?』
乱太郎が踏んだ小枝が宙に飛び、落下して彼の頭に落下。ふわもこな髪でも痛みは軽減されないみたい。
乱太郎「えへへ、また小さな不運が起きましたね」
『小さな不運だけで済めばいいんだけどね……』
乱太郎「?」
そもそも留三郎が来たら彼に大怪我をおわせる事になるのは確実だろうし、私がいることによって不運が緩和されたりしないかなぁ。ただの
それにしてもサルノコシカケはどこに……
574人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒糖さまでーす - かすてらさん、わかります自分もニヤけてます。 (2023年3月5日 23時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
かすてら - 忍たま…子ども向けアニメなのにニヤけちゃう… (2020年9月5日 12時) (レス) id: fce6735151 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 一般人Nさん» へへ、ありがとうございます。告白されたの初めてなので嬉しいです*˙˙* 雑渡さん出ます!話の順番的にもう少し後なんですがめちゃくちゃ出てくるお話があるのでそこまでお待ちいただければと思います……!> < (2020年2月24日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
一般人N - 初コメ失礼します!大好きです付き合ってください!(( 個人的に雑渡さんが好きだから雑渡さん出してくれると嬉しいなぁ…なんて思ってます!できればで良いので、無視してもらっても構いません!更新楽しみにしてます、頑張ってください!! (2020年2月24日 16時) (レス) id: 3767b6257a (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - リリイさん» コメントありがとうございます!本編ではファンタジー要素を入れる予定は無いので本編終了後、番外編などで書ければと思います。素敵なアイデアありがとうございます^ω^ (2020年2月24日 8時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼葉碧 | 作成日時:2019年12月22日 23時