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背中の異物感と入れられたものの恐怖に火薬委員会は逃げるように立ち去った。
目撃していただけで自分が入れられたわけじゃないのにこっちまで背中がゾワゾワした。
竹谷｢三番手、生物委員会です。ええっと……予算が半分に減らされているのですが｣
文次郎｢それについて、生物委員会の飼育している生き物を調べさせてもらった｣
三木ヱ門｢今生物委員で飼育している生き物の半分は伊賀崎孫兵のだ。個人的なペットでありおまけに度々毒虫や毒蛇や毒トカゲを逃がし学園内を騒がせている｣
文次郎｢個人的なペットは個人で責任を負うべし。学園が認めた生き物以外の飼育代は全て却下だ！｣
孫兵｢そ、そんなぁ〜！……あ、｣
孫兵の悲鳴と共に宙に舞う茶色いツボ。それはまたもや文次郎の十キロそろばんで跳ね返された……が、割れて中にいたカメムシ越冬隊が部屋に散らばった。
三木ヱ門｢どーしてこんな臭いもん持ち込んだんだ！……おい！カメムシ回収してけ！｣
結局生物委員会は予算半減。ここまで敗戦続き、カメムシの臭いが残ったままで我々の出番が来た。
三木ヱ門｢次の委員会！｣
伊作｢チﾞーーーンッ｣
数馬｢やっと四番手、保健委員会です……が｣
乱太郎｢ほぼ全員カメムシ踏んじゃいました……｣
『幸い踏んでないけどくっさ……』
伊作は縁側の上に行ってしまった為下の地面にいる私は数馬の背に隠れて文次郎の鬼の目力から逃れる。後ろからの視線も相変わらず痛いからはよ帰りたい。
伊作｢えっと、うちのよはんは……ヘッ……ヘッブシュッ！！ヘーーッブシュッ！！！｣
文次郎｢うわああ寄るな！予算案をよく見ろ！全額認められているだろう！｣
伊作｢ヘーーッブッ！！！！……え、あ、ほんとら｣
数馬｢予算が……｣
左近｢全額……｣
乱太郎｢通った……｣
伏木蔵｢すごいスリル……！｣
『よかった……(はよ帰りたい)』
嬉しさのあまり四人で手を繋いでわーいわーいとグルグル回る。
数馬｢予算が全額通った！｣
左近｢不運と言われる保健委員会には珍しい快挙！｣
乱太郎｢わあーーい！！……あれ｣
乱太郎のバンザイと共に宙を舞う風呂敷。あの中身って……
『待って乱太郎今何飛ばしたの』
乱太郎｢あー…………細菌兵器？｣
『おばか！！！』
予算が通らなかった時に投げつける為に用意していた細菌兵器……基、伊作やしんベヱの使用済み鼻紙、使用済み包帯などなど。
兵器にもほどがある……
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虎目石(プロフ) - とても面白いです。私もこんな素敵な作品が書けるようになりたいです。 (2022年8月9日 12時) (
レス) id: 4030c44317 (このIDを非表示/違反報告)
かすてら - 忍たま！キャラの名前ちゃんとおぼえてないから見直そ…笑 (2020年9月3日 21時) (レス) id: fce6735151 (このIDを非表示/違反報告)
相良(プロフ) - 蒼葉碧さん» いつもニヤケながら拝見させていただいてます、応援してます〜！！ (2020年8月30日 7時) (レス) id: 438ba08767 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 相良さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますヽ(^0^)ノお気づきの通り、最初にこちらに投稿してそれを加筆修正したものをpixivの方に投稿しています´`* (2020年8月29日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
相良(プロフ) - もしかしてpixivにも投稿されていますか！？大好きです！！！ (2020年8月29日 21時) (レス) id: 438ba08767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年9月23日 10時
