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しかしそんなことを思ってる場合ではなく
庄「隠し武器……」
彦四郎「暗器……」
『あっ』
勘・三「やべっ」
すっかり忘れてしまっていたけど一年生がいたんだった
すごく目が輝いている
興味を持たせてしまったみたいだ
庄「ぼく、鉢屋先輩の使われる鏢刀に興味があったんです」
彦「ぼ、ぼくも尾浜先輩の万力鎖に……」
さすがに一年生に聞かせていい話ではないだろう
こんな所で話してしまった私が馬鹿だった
とにかく何とかして諦めてもらわねば
『あ、あのね庄左ヱ門、彦四郎……』
庄「……でもぼくたち一年生に聞かせられるお話ではないですよね」
彦「へ?」
『へ?』
勘・三「へ?」
裏返った声が見事に揃った
庄「ぼくたちに"その時"が来るまで楽しみにしているので、そしたら教えてください」
三郎「あ、ああ……もちろんさ」
彦「えぇ………」
彦四郎は裏切られたかのような落胆の声を上げている
ああ、今こそ一年は組の声が聞こえてきそう
「庄ちゃんったら相変わらず冷静ねっ」と
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今日の学級委員長委員会は切り上げ、
長屋の兵助先輩と尾浜先輩の部屋へと来た
勘「そういえばAちゃんって三年の中でも成績いい方って聞いてたけど、勉強教えてもらうことって結構あるの?」
『もちろんありますよ。自分で頑張って調べてもどうにもならないことはすぐ誰かに聞きに行きますね』
何でもすぐに聞いてたら自分で調べる力がつかないから
最低限自分で調べてから
勘「へぇ。やっぱり兵助に聞くの?」
『えぇ、大抵は兵助先輩か土井先生です』
三郎「見事に火薬に包囲されてるな」
『委員会も所属していることもあって、お陰様で火薬や火器類は得意分野です』
火薬や火器に関しての試験はいつもいい点が取れている
職権乱用?みたいなところもあるけれど致し方ない
勘「でも得意武器には出来ないのちょっと残念だね」
『そうですね、少し』
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三日月 - おはようございます!いつも楽しみにしてます!朝からすみませんm(._.)m実は私も25日から忍たま小説を書き始めました!もし良ければ見てくれたら幸いです!他の皆様も是非ご覧ください!「忍術学園5年い組には女性がいます」ですのでお願いします! (2019年8月27日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - アクヤさん» こんにちは、コメントありがとうございます!自己満足と趣味の塊にそのように言って頂けて嬉しいです。頑張ります……!^ ^ (2019年8月19日 17時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - いつも「面白いな。」と思いながら読んでいます!これからも頑張ってください! (2019年8月19日 16時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
藤華 - そうですか、わかりました。 (2019年7月17日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 藤華さん» こんにちは。他に書いている短編集ではリク募集をしているのですがこっちではしてないんです…申し訳ないです…! ´・ω・ (2019年7月16日 16時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼葉碧 | 作成日時:2019年6月11日 0時