14 小さくなっちゃった ページ15
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文｢そうか、学園長から休みを。良かったじゃないか｣
『私も最初は喜んでいたんですけど……何しろやることが無くて暇で』
長次｢……それであそこで寝そうになっていたのか｣
『……お恥ずかしながら』
小さくなってやることなんてあるはずないし今日一日どうしたらいいんだろうか。
留｢なぁA｣
『どうしました、食満先輩』
留｢その……抱っこ、させてくれないか｣
『……………はい？』
聞き間違いかな。食満先輩の口から"抱っこ"って聞こえた気が……
留｢抱っこさせてくれ｣
聞き間違いじゃなかった。しかも疑問形から頼みに変わってる。
『せ、先輩ったら実習帰りでお疲れなんですね！私なんかに構ってないで早くお休みになった方が……』
留｢Aを抱っこしたら疲れが吹っ飛ぶ気がする｣
いやいや、んな馬鹿な。
留｢頼む、俺を助けると思って……｣
挙句の果てには両手を伸ばしてきた。周りの先輩方は何故か黙って見ている。
……抱き上げられるのは兵助先輩だけで十分だったんだけどなぁ。
『…………わ、かりました……』
観念して食満先輩の腕の間に入った。
両手で脇を抱えられると有無を言わさず膝の上に座らされる。
留｢……軽い｣
『……さいですか』
重くなくて良かったでございますよ。
留｢あー……癒しだ……………｣
『ぐえっ』
しかしそのまま抱きしめられるとは思わなかったり思いのほか苦しい。
あと、何となく土のような香りがする。
留｢立つぞ｣
『え？ちょっ食満せんぱ、うわっ！！』
何 故 立 ち 上 が る ？
ぐらつきはしなかったけど兵助先輩より少し高い位置に驚いて、 思わず食満先輩の襟をギュッと掴んでしまった。
『あっ、すみません皺になっちゃいm』
留｢ぐ、んぬっ……………ありがとう……｣
『はい？』
何だこの人。突然礼を言われたと思ったら宙を仰ぎだした。
朝の尾浜先輩と鉢屋先輩みたい。
仙蔵｢……幸せそうだな｣
伊作｢よかったね留さん｣
文｢そのまま安らかに眠ってしまえ｣
善法寺先輩はなんで涙ぐんでいるのですか。何がよかったんですか。眠っちゃ困ります。
……やっぱり六年生は勝手がわからない
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Ｍ氏(プロフ) - はっきり言って気になってはいました。でも内容はめっちゃ好きです (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - Ｍ氏さん» 私の単なる手癖の誤字です……見つけ次第修正していたつもりなんですが読みにくかったですよね、すみません (2020年1月12日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ氏(プロフ) - いきなりすみません。たまに語尾？文末？の後に【ら】と付いているのが気になるのですが... (2020年1月12日 19時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 蒼葉碧さん» いえいえおきになさらず(*´ω｀*)あの…もしよければ私も忍たま小説書いているので見てください！『忍術学園５年い組には女性がいます』と『忍術学園の姫様』です！是非読んでください！ (2019年10月15日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 風詠さん» 2ヶ月以上も返信出来ていなくて大変失礼致しました！コメントありがとうございました……！褒めていただけてとても嬉しいです(´∀`) (2019年10月14日 20時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年5月31日 23時
