1話 海 ページ2
久々に海にきた
私はなにかがあると必ずここに来る
四月には高校の入学式が終わったあとにここに来て、有意義な高校生活を送るんだといき込んだ
だが、今はあの時のような明るい顔はしていない。ただ前だけを見つめ、未来に期待する、キラキラと眩しい宝石のような瞳ではない
前など全く見ていない、今も見ていない。ただもう戻ることのできない過去を見つめ、雲におおわれたようなくすんだ瞳をしている
宝石の散らされた海と太陽が眩しくて、目を細め、下を見る
足元だけが影で黒くなっていて
オレンジ色に輝く海との差に目がチカチカする
そこまで迫ってきていたレースのような海がザァー……と音を立てて帰っていく
そしてまた戻ってきては私の足だけを残して去っていく
そんな光景をただただ眺める
……高校生活は、思っていたものとは全く違っていた
私の憧れていた高校生は、いなかったのだ
いじめなどがある訳では無いのだが、あまりにも複雑な人間関係に疲れてしまった
お互いに嫌いあっているのに表では仲良くしている女子
頑張っている子を貶し、頑張っていない自分を称える
休み時間、いや、授業中にも聞かされる他人の悪口
ケータイを開けば数人のクラスメイトを省いたグループで学校や部活や親の愚痴
人の汚い部分が沢山見える
綺麗にキラキラと輝いている所には目をつけず、汚くくすんだ所ばかり指摘する
そんな汚れた所ばかり見えてくる
私も汚くなっている
海は煤だらけになった私を洗い流してはくれないだろうか
罅の入った私をなおしてはくれないだろうか
奥まで染み込んで変色する前に、乱暴に汚れを拭かれる前に
綺麗に、元通りにしてはくれないだろか
「綺麗だなぁ……」
日が傾き、オレンジ色に染った海を見つめて呟やき、目を閉じた
優しく響く波の音は、まるで私を別の世界に隠してくれるようで心地がよかった
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比喩が多すぎてうざいし、文章が厨二くさい
意味がわからない、宝石がまだでない
次は気をつけます
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みとり(プロフ) - しあ。さん» コメントありがとうございます!分かりやすいと言っていただきとても嬉しいです。これからも楽しんで頂けるように頑張っていきます! (2018年11月26日 16時) (レス) id: 15f863ec49 (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - 比喩表現の仕方や分かりやすい描写が…凄い好きです、語彙力が無くて申し訳ないです。 密かながらに応援させて頂きます! (2018年11月25日 18時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みとり | 作成日時:2018年9月16日 18時