【A3!】二番目気質

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私がいいなと思ったり好きになった男の子は、大体が私と正反対のタイプの女の子かお姉ちゃんを好きになっていた




小中と、ずっとそれの繰り返し




付き合っても、最終的にはみんな私に飽きていく



高校に上がっても同じようなものだった








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言っておくが、私は別にお姉ちゃんが嫌いなわけじゃない









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誰からも“一番”に愛してもらえない自分が嫌いなんだ








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だから私は、いくら彼氏を他の女の子に盗られても、絶対に口出ししたりしなかった



ナナミに報告して頭を撫でてもらっておわり、悲しむ素振りは一切見せないで過ごしていた









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身体や名誉目当てで付き合われていたことだってある





けど私は、“一番”に愛してもらえるなら



その一心で身体を重ねたりしていた








簡単に捨てられたけれど








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傍から見たらただの馬鹿な女だ、けど私はどうしても愛されたかった









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けど、何をしても“一番”になれなかった









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本当はとっくにわかっている、私は誰からも“一番”に愛してもらえないって









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それなのに、









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余裕な顔をしながらも必死に心の奥底に閉じ込めてきた“私”が時折ささやくんだ









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誰かの“一番”になりたいって

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