【A3!】二番目気質

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『綴さんにシトロンさん…友達にドタキャンされちゃって』





そう言って私はへらっと笑いながら目を伏せる






今はあまりうまく嘘をつける自信が無い









私は思った以上にショックを受けていたのかもしれない









確かに、告白された時はかっこいいしいいなって思ったから付き合ったけど









好きに、なっちゃったから









やっぱり私は、追いかけられると好きになるタイプなんだと思う、実際今までもそういうことは多かったし









なんか、柄にもなく泣きそう、なんだよね









シ「A」









真剣な声に思わず顔を上げると、そっと手を握られた









シ「ワタシは、笑顔のAがみたい。何かあるなら話してほしい」









流暢な日本語に思わず目を見開いてしまう




えっなに、いつもあんなだったのになんでいまはこんなに流暢なの。









さすがに困惑を隠せないでいると、








綴「それは俺も思ってるよ。Aはその、かわ、いいし…そ、それにっ！料理は上手いし優しいし！みんな、Aのこと大好きだし、笑顔でいて欲しい」









『…カントクが一番だけどね』









無意識に漏れた言葉






そこまで距離が近いわけじゃないしかなり小声だから聞こえてないと思う

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