第１３５話 ページ24
モ「………そんな、こと……」
声が震えている。
駄目だ。
マ「…お前だって、俺と同じ教師だろ……白鳥を好きな男だろ……ｯ」
マ「色々……我慢してんじゃねぇのかよ……」
モ「……………
……心配性だな、マサイは。…俺は大丈夫だって！」ﾆｺｯ
マ「…………ｯ」
モ「はは…そんな悲しい顔すんなよな……」
モ「…辛いのはマサイだろ。また難しい恋して……そりゃぁしんどいだろ。昔から＿＿」
そう言って、彼の頭を撫でようとした。
俺はとにかく、彼を慰めたかった。
そうして気を紛らわしたかった。俺が、自分が泣いてしまわないよう、まずはこいつを慰めたかった。
でも…マサイに抱き寄せられ、先に頭を撫でられた。
あったかい。人というのは、ここまであったかいものか。
モ「……ｯ」
あぁ……だめだ。泣いてしまう。
マサイ、なにか喋ってくれ。このままだと…もう破裂してしまいそうだ。
涙が溢れてしまった。ついにこらえられなかった。
マサイの腕の中で泣きじゃくった。
マサイはずっと無言で、頭を撫でてくれた。
自分自身の弱さに耐えられなかったのは…俺だ。
マサイがいなきゃ生きていけないのは、俺の方じゃないか……。
白鳥さん＿＿俺は、貴女が欲しいんだ……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
翌日 Aside
A「ん〜……」
鳥の声が聞こえる……
可愛い声だけど……私にとっては地獄のアラーム…
うぅ、朝か……だるいし寒い……まだ寝ていたい〜
学校行きたくない……休日明けの学校は辛いんだって神様……
シ「おーい、起きろ！」
ん…？鳥の声の中に1人混ざってきたぞ…？
A「…って、え“ぇぇぇ！？なんでシルクがいんの？」
シ「は…？覚えてねぇのか？昨日あれから俺がお前ん家行って、今日は泊まることになっただろ。」
A「…あぁ、そういえばそうだった……寝ぼけてた完全に……」
シ「Aが、ひとりじゃ嫌だっていうから……道端で泣いてたし、心配だったんだよ……」
A「…ありがとね、シルク…」ﾆｺｯ
シ「…おう//」
こいつは心底優しいヤツだな……
シ「なぁ……A。」
A「……ん？」
シ「お前……俺ん家に住まないか……？」
A「…………はい？」
シ「……そ、その、いつかだぞ！いつか！！そりゃ今は色々と問題あるから無理だけど……色々済んでから！！お前を1人にしとくのは不安なんだよこっちは……！！」
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魚民のうずら(プロフ) - 甘党美咲@ウオタミさん» ｳｵｵｵｵ嬉しい限りです（泣）お気に入り登録もありがとうございます……！はい！ゆっくりですが頑張らせて頂きます！！ (2020年10月27日 21時) (
レス) id: ccae57f635 (このIDを非表示/違反報告)
甘党美咲@ウオタミ(プロフ) - 初コメ失礼致します！１からここまで全部読みました！めっちゃ面白くてカオス過ぎて笑い転げましたw更新頑張って下さい！ (2020年10月27日 20時) (レス) id: 211bf6e46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚民のうずら x他1人 | 作成日時：2020年5月21日 13時
