六 ページ7
A「おおおおおっ!!」
氷河「ふふ、凄いでしょう」
艶やかなな白い髪をゆらりとなびかせて箱を開ける女性。
Aの師匠、氷河 トウコ。
おしとやかな雰囲気はどこか珠世に似ている。
氷河「これは日輪刀といって、鬼殺隊士が持てる特別な刀。持つ人によって刃の色が変わることから『色変わりの刀』と呼ばれています。」
A「色変わりの刀…………」
氷河「持ってごらんなさい」
ゴクリと唾を飲み込んで刀の柄に手を伸ばす。
カチャリ、と音を立てる。
A「わあっ」
氷河「まぁ。貴女にぴったりじゃない」
青みがかった美しい白色。
雪の積もった高原のような白銀だ。
A「う、ううっ」
氷河「あらあら」
目から涙をポロポロ零すA。
そんなAを優しく抱きしめる氷河。
A「珠世様とっ、愈史郎殿、喜んでくれるかなぁあっ、うぐ、ひっ、」
氷河「きっと喜んでくれますよ。
貴女は誰よりも頑張ったんですから。自分を誇りなさい」
A「はいっ」
これから始まるのは、
鬼殺隊、階級『癸』
白川 Aの物語。___
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くるみっこ - 猫さん私もです!!!!!!!!!! (2020年5月14日 15時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 続きみたい! (2020年1月4日 18時) (レス) id: 41b7fad6fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だいふくリンゴ☆ | 作成日時:2019年12月22日 11時