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雪がちらちら見えてきて、吐く息も白く色づく頃。
薬を作るのに必要な物を買いに街へ出て、家に帰ろうとしていた時だった。
街灯の下で1人の少女が蹲っている。


珠世「まあ、こんな小さな子が何故ここに?」

愈史郎「捨て子でしょうか?」


年はひとつかふたつくらいだろうか。
大きなまん丸い目が2人をジッと見つめている。


愈史郎「お前、いくつだ?」

「……?」

愈史郎「…………言葉が分からないのか?」


小さな手を擦りながら俯いた少女。
そんな手をそっと取って、珠世は眉をしかめた。


珠世「酷い霜焼けね。さぞ痛かったろうに……」


こんな寒さの中、外にいたのだから手足は真っ赤になっていた。
ボロボロの服を3枚重ねにして着て、今にも花緒が千切れそうな草履を履いている。
髪は綺麗にとかされていて、両親の優しさが感じられる。


珠世「貧乏な家に生まれ、生きていくだけで精一杯だったのでしょう。可哀想に」

愈史郎「あえて人目につきやすい場所に捨てたのも…」


その日から、Aは珠世たちと共に過ごすようになったのだ。









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三→←頼れる二人の仲間。鼓の鬼?



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くるみっこ - 猫さん私もです!!!!!!!!!! (2020年5月14日 15時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きみたい! (2020年1月4日 18時) (レス) id: 41b7fad6fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふくリンゴ☆ | 作成日時:2019年12月22日 11時

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