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十一 ページ13

愈史郎「鬼狩り!お前はまず矢印の男をやれ!
毬の女は俺たちと妹で引き受ける!!」

A「その必要はありません!」

愈史郎「っな…」


炭治郎が返事をする前に、Aが言った。


A「その必要はありません、愈史郎殿。
あの程度の鬼、私ひとりで充分。貴方は珠世様と禰豆子ちゃんを連れて逃げてください」

愈史郎「でもお前っ」

禰豆子「む、むー!」

炭治郎「相手は強敵。ひとりじゃAが死ぬことになる!」

A「っ………………承知」


かけ出すAに禰豆子が続く。
Aの足元めがけて飛んできた毬。


A(わざわざ足元だなんて有難いですね………蹴飛ばす!)


なんて考えは甘かった。


珠世「蹴ってはダメよ!」

A「??」


珠世が叫ぶと、察した禰豆子がAを庇うように足を突き出した。


バン!


A「禰豆子ちゃん!!!!」


刹那、禰豆子の足が吹き飛んだ。
鬼である彼女だったから足は回復。
Aがあれを蹴っていれば足を失っていただろう。


朱紗丸「楽しいのう。
次はお前が遊んでくれるのかえ?」

A「お相手してあげましょう」





炭治郎は見事、矢琶羽の頸を斬った。
が、彼の矢印に引きずられる。矢琶羽は炭治郎を道ずれにするつもりだ。
炭治郎は何度も技を繰り出し、死を回避するも
腕と足と肋が折れる怪我。刀をくわえてほふく前進で禰豆子たちの元へと向かった。








同刻、Aと禰豆子は朱紗丸と戦っていた。


A(切れないなら打ち返す。簡単なことじゃない!)


飛んできた毬を、禰豆子が蹴り返し、
Aは刀で打ち返す。


そんなサッカーとも野球ともいえない命懸けの球技。
朱紗丸は楽しそうだが、Aは早く頸を切らねばと顔を強ばらせる。


禰豆子「フーッ、フーーッ、」

A「禰豆子ちゃん、大丈夫?
向こうが本気で来たらひとたまりもないよ私たち………」

朱紗丸「面白い娘どもじゃ。今度はこちらも全力で毬を投げてくれようぞ」



朱紗丸が毬を構えた時、珠世が立ち上がった。


珠世「十二鬼月のお嬢さん
貴女は鬼舞辻の正体をご存じですか」

朱紗丸「何を言う逃れ者めが!!!!」


明らかに動揺したような朱紗丸。


珠世「あの男はただの臆病者です。
いつも何かに怯えている。」

朱紗丸「やめろ貴様!やめろ!」


珠世が静かに鬼舞辻を煽る。
朱紗丸は怒り狂って叫んだ。


朱紗丸「あの方の威力は凄まじいのじゃ!



__鬼舞辻様は」

十二→←十



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くるみっこ - 猫さん私もです!!!!!!!!!! (2020年5月14日 15時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きみたい! (2020年1月4日 18時) (レス) id: 41b7fad6fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふくリンゴ☆ | 作成日時:2019年12月22日 11時

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