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朱紗丸「キャハハッ、矢琶羽の言う通りじゃ。何も無かったところに建物が現れたぞ」


毬をてんてん、とつきながら
少女の鬼が楽しそうに笑っている。
この建物は愈史郎の術で、周りから見えなくしているはずだ。



A「鬼が2匹………」


愈史郎の腕の中から顔を出す。
毬をつく少女の鬼、朱紗丸と、両手に目がついている矢琶羽。
今ここでAがすべきことは1つ。
2人を守り、鬼を斬ること。


A「先手必勝!!!!」

愈史郎「待て!」


刀を握って飛び出していくAめがけて朱紗丸が毬を投げる。


A「こんなものっ………?!」


Aの目の前で毬は急に角度を変え、部屋の中を飛びまわる。
一瞬の隙ができたAの方へと、今度はまっすぐ飛んでくる毬。


A(避けられないっ)

愈史郎「相変わらず面倒なヤツだお前は!!」


Aを庇った愈史郎の頭に毬が直撃。
彼の首が吹き飛んだ。


A「愈史郎殿!!!!」

炭治郎「愈史郎さん!!!!」


Aは愈史郎を珠世に預け、刀を構えた。
愈史郎はすぐに回復するから大丈夫。


A「鬼は合わせて2匹。1匹ずつ倒しましょう。炭治郎殿!」

炭治郎「承知した!
珠世さんは身を隠せる場所まで下がっててください」


珠世「炭治郎さん、A。私たちのことは気にせず戦ってください。守って頂かなくて大丈夫です。」


鬼ですから。と付け加えて、その瞳をAに向けた。
黙ってAは頷くと、炭治郎と並んだ。


朱紗丸「キャハハッ!楽しいのう、面白いのう
十二鬼月の私に殺されることを光栄に思うがいい」

A「十二鬼月?」

珠世「鬼舞辻直属の配下です」

朱紗丸「遊び続けよう。朝になるまで。命尽きるまで」


朱紗丸の体から、腕が6本生えてきた。
そしてその腕で毬を投げつけてくる。
ここでは珠世の術も使えないし、愈史郎も術を攻撃に転じるには時間がいる。

毬を刀で斬れば威力は落ちるけど、それでもAに当たってくる。


A「狙いは炭治郎殿とみた。命だけはお気をつけて」

炭治郎「あぁ分かってる!」


Aと炭治郎が毬を避けている間も、愈史郎たちの方へと飛んでいく毬。
庇う余裕が無い。


ドッ!!


A「愈史郎殿!珠世様!」

珠世「私たちは大丈夫よA。治りますから」




.

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くるみっこ - 猫さん私もです!!!!!!!!!! (2020年5月14日 15時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きみたい! (2020年1月4日 18時) (レス) id: 41b7fad6fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふくリンゴ☆ | 作成日時:2019年12月22日 11時

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