検索窓
今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:60,344 hit

05 ページ6

何処かに良さげな喫茶店やカフェってなかったっけなあ…
珈琲に加えてケーキなんかも付いていたら最高。
自宅のある米花町行の電車に揺られながら、まるで夕食を感じさせないケーキ等がずらりと並ぶお洒落なテーブルを思い浮かべる。


プシュウー



「お降りのお客様は、お足元にご注意下さい」



電車の到着音と車掌さんのアナウンスによって、米花町に到着したのだと分かった。
駅から少し歩いた所に喫茶店らしき店を発見した。
もう、へとへとだし此処でいいかな…



『喫茶ポアロ…?』



その上にもう一つ建物がある。
毛利探偵事務所………もしかして、あの、彼の有名な眠りの小五郎?
そんな有名人の事務所の下にある喫茶店って一体…。
俄然興味が湧いてきた。
よし、今日の夕飯は喫茶ポアロに決定!



カランカランカラン



「いらっしゃいませー!お一人様ですか?」



綺麗なお姉さんが私に声を掛ける。


『はい』

「では、此方へどうぞ」



こんな時間帯だからか、店内は落ち着いた雰囲気を醸し出している様に感じる。



「ご注文がお決まりになられましたらお声掛け下さい」



先程の綺麗なお姉さんはニコッと私の方に笑顔を向け、カウンターの方へ去って行った。
…店員ってこのお姉さんだけ?
辺りを見渡しても他の店員さんは見つからない。
どういう事か、と不思議に思いつつも、メニューに目を通す。
……へぇ。お洒落で美味しそうなメニューが沢山並んでいる。



『すみませーん』

「はーい、今行きます」



今はなんだかケーキの気分なので、ホイップとベリーのソースが使われているケーキに決めた。



「ご注文をお伺いします」

『珈琲を一つと半熟風ケーキを一つ。以上で』

「かしこまりました!…あっ」




注文を聞き、メニューを下げるだけかの様に思ったが、まだ何か言いたそうだ。



『どうかしましたか?』

「あ、いえ、そんなに大した事ではないのですが…先程お客様が頼まれたケーキは、うちの看板店員が考案したんですよ!他にもその店員が考案したメニューはありますが…。
すっごく美味しいので、期待してて下さい!」



長々と魅力について語り終えた綺麗なお姉さんは、丁度今、その店員がいますので、後程お料理運ばせますね!とだけ言い残し、再びカウンターの方へと去っていった。

06→←04



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
255人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カナリア - おもろい!更新見たいです!!!楽しみにしています (2019年5月5日 23時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - こちらこそ!よろしくおねがいします! (2018年8月29日 9時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
まめりあ(プロフ) - ライシェルさん» これからも何卒宜しく御願いします(・∀・*) (2018年8月27日 21時) (レス) id: e9648b1254 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - まめりあさん» いえいえ!本当に感謝しています! (2018年8月27日 19時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
まめりあ(プロフ) - ライシェルさん» ええ〜!!、有難うございます( ;∀;) (2018年8月26日 15時) (レス) id: e9648b1254 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まめりあ | 作成日時:2018年8月12日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。