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「……あっ、でもお姉さんが思ってる様な複雑さはないよ!」



コナン君の言葉に、そうなんだ、と胸を撫で下ろす。
それにしても何だか心を読まれた気がするな。



『ボク、何か食べる?
お姉さん奢っちゃう!』

「えっ、いいの!?」



目を輝かせるコナン君。
やっぱり子供ってこういうの、凄く喜ぶんだなあ



『勿論!好きなの頼んでね』

「うーん、じゃあボク、レモンパイがいいな!」

『分かった、レモンパイね』



すみませーん、と梓さんを呼ぶ。
レモンパイを1つと、珈琲を1つ注文した。



『何だか君と話していると心が安らぐ気がする』

「そうかなあ?
どうしたのお姉さん、疲れてるみたいだね」

『ああ、仕事を詰め込みすぎてたり、まあ色々ね、(笑)』

「えっ、お姉さん、大学生くらいだと思ってたよ!」



最近の子供はお世辞がこんなにも上手いのか。
よく出来ているなあ、と思いながらも社会人だよ、言うと驚かれた。



「お待たせしました!」

「あれっ、今日安室さんいないの?」

「うん、お休みなんだって。
安室さんも大変だよねぇ」



そりゃあ、まだ降谷さんは仕事をしている筈だからここにいたら怖いわ。



「そっかあ、それなら仕方ないね。
ところでお姉さんは安室さんの事知ってるの?」

『うん、前に来た時にあった事があるよ』

「そうなんだ!
じゃあボク、また安室さんのいる時にもお姉さんとお話したいな!」

『うん、いいよ。また来るね!』



思いがけぬ提案に驚いた。
安室さんのいる時に、と言うのは安室さんも一緒にお喋りをすると言う事なのであろうか。


何故コナン君がこの様な事を言ったのか分からないが、余程安室さんはコナン君に信頼されていて、良い話し相手なのだろう。



流石トリプルフェイスだわ、と関心しながら、机の上の珈琲に手を伸ばした。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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カナリア - おもろい!更新見たいです!!!楽しみにしています (2019年5月5日 23時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - こちらこそ!よろしくおねがいします! (2018年8月29日 9時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
まめりあ(プロフ) - ライシェルさん» これからも何卒宜しく御願いします(・∀・*) (2018年8月27日 21時) (レス) id: e9648b1254 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - まめりあさん» いえいえ!本当に感謝しています! (2018年8月27日 19時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
まめりあ(プロフ) - ライシェルさん» ええ〜!!、有難うございます( ;∀;) (2018年8月26日 15時) (レス) id: e9648b1254 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まめりあ | 作成日時:2018年8月12日 14時

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