【降谷零】私、その顔には弱いんです。【安室透】

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………眠たい、
時計を見ると、割と急がないと間に合わないレベルの時間だった。
急いで支度を済まして本庁へと向かう。
作戦の再確認を済ませてからパーティーへ向かうのだ




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おはようございます、と挨拶をすると、私が最後のメンバーだった様で、早速降谷さん抜きのパーティーへ向かうメンバーで再確認の会議が行われた。
降谷さんは一足先にパーティー会場へ向かっているのだとか。
会議を終えると、周りからは本当に大丈夫なのかと心配されたが、任せて下さい、と安心させるかの様に言ってドレスに着替え、パーティー会場へ向かった。




＿＿やっぱりこのドレス、凄く綺麗。
なんだか降谷さんを纏っているみたい………
って、待て待て。
最近私、降谷さんの事意識しすぎじゃない？
ああもう。イケメンの隣にいるとどうも気が狂うな。
そんな下らない事を考えていると、もう到着した様で。




『大っきい………綺麗な所。』




私の予想を遥かに上回った建物が目の前にあった。
まるで、おとぎ話に出てくるお城のようだった。
こんな所で仕事が出来るなんて最高すぎるじゃないか。
まあ、その仕事って主にハニトラなんだけどね？





パーティーの行われる場所に着くと、真っ先に降谷さんの姿が目に入った。
危うく大声で名前を呼びそうになったが、周りに不審に思われないように、と静かに降谷さんに近付いた。

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