21 ページ22
『…………と言うわけで私はお先に失礼しま……っいった…』
この空気に耐えられなかった私は降谷さんの手を払って逃げようとしたが、それに気付いた降谷さんが一層強く私の手を握るので不可能となってしまった。
「お前………そんなに俺と一緒に居るのが嫌なのか？」
……はい？
ちょっと待って、この人は何を言っているの？
何か勘違いをされている様だ。
『いえ、それは違います！
ただ、昨夜多大なご迷惑をお掛けしてしまった上、私のドレス選びに付き合わせるなんて。降谷さんにその様な真似は出来ません。
私は降谷さんをサポートしなければならないのにこんな事があってはなりませんから。
ですので降谷さんは「ゆっくり休まれて下さい、なんて言うんだろう？」
『……え、』
言おうと思っていた事をピタリと当てられてしまい、思わず間抜けな声を漏らす。
『…じゃあ今朝家を飛び出して行ったのもこれが理由か。心配して損をした。
……いいか？お前は俺とドレス選びをしに行くんだ。
………何をぼうっとしてるんだ。ほら、行くぞ』
強引に手を引っ張られ、解くに解けない。
降谷さん……迷惑じゃないのかな。
本当にこの人は、何が狙いなのか、何を考えているのか…サッパリ分からないな。
「ほら、乗れ」
『……すみません、有難うございます』
降谷さんの意図がよく分からないが、降谷さんがそうしたいと言うのであれば、と従う事にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 255人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナリア - おもろい！更新見たいです!!!楽しみにしています (2019年5月5日 23時) (
レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - こちらこそ！よろしくおねがいします！ (2018年8月29日 9時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
まめりあ(プロフ) - ライシェルさん» これからも何卒宜しく御願いします(･∀･*) (2018年8月27日 21時) (レス) id: e9648b1254 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - まめりあさん» いえいえ！本当に感謝しています！ (2018年8月27日 19時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
まめりあ(プロフ) - ライシェルさん» ええ〜！！、有難うございます( ；∀；) (2018年8月26日 15時) (レス) id: e9648b1254 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめりあ | 作成日時：2018年8月12日 14時
