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降谷さん…泣き止まない。
余程過去に辛い事があったんだろうな、と理解する。



先程から渋滞で、車が全然前に進まない状態で良かった。
流石に、この状態の降谷さんに運転させる訳には行かない。



一向に涙を止めない降谷さんは、何処か自分より幼く見えて。
ほら、もうすぐ車動きますからと、降谷さんの頬を伝う涙を拭った。



『大丈夫です。頼りないかもしれないけど…私がついてますから!』

「……ああ、」



渋滞から抜けた私達は、あっという間に目的地に着いた。
降谷さんはこんな状態でも運転が出来るのか。流石だな…と感心する。



『すみません降谷さん、有難うございました』

「いや、礼を言うのは俺の方だ…、ありがとう。」



また、寂しげな表情を見せる降谷さん。



『降谷さん、しゃがんで下さい』


「?こう、か…………っ!」



降谷さんが驚くのも無理はない。
私がしゃがみ込んだ降谷さんに抱きついたから。



『ご無礼は承知の上です、嫌だったら言ってください。
…でも昔、泣いてる私に母がよくこうしてくれて。
そしたら私、すぐに泣き止んで……、凄く落ち着いたんです。』



ああ、私は上司に何をしているんだろう、と思う反面、やっぱり泣いていた降谷さんを放っておけなくて。
漠然とする降谷さんを、より一層強く、そして優しく抱きしめた。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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カナリア - おもろい!更新見たいです!!!楽しみにしています (2019年5月5日 23時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - こちらこそ!よろしくおねがいします! (2018年8月29日 9時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
まめりあ(プロフ) - ライシェルさん» これからも何卒宜しく御願いします(・∀・*) (2018年8月27日 21時) (レス) id: e9648b1254 (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - まめりあさん» いえいえ!本当に感謝しています! (2018年8月27日 19時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
まめりあ(プロフ) - ライシェルさん» ええ〜!!、有難うございます( ;∀;) (2018年8月26日 15時) (レス) id: e9648b1254 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まめりあ | 作成日時:2018年8月12日 14時

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