【降谷零】私、その顔には弱いんです。【安室透】

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「AAと言います。
お名前を伺っても宜しいでしょうか？」

「降谷零だ。」

『＿＿…分かりました。ありがとうございます。
では降谷さん、本日から全力でサポート致しますので、宜しくお願いします！』

「あぁ、こちらこそ宜しく頼む」



眠たげな顔をして降谷零と名乗るこの男は、今日から私の上司であり、それも何故かいきなり私がサポートに回る事になったわけで。
…いくら私が部下だからといって、初対面でそんな顔をして挨拶なんて、失礼極まりない。


とは言え、あの容姿にはついつい見惚れてしまう。
金髪に褐色肌、タレ目で瞳は綺麗な青色をしていて、随分と整った顔立ちをしている。
こんなにもイケメンで、おまけに仕事までこなせてしまう人、その辺の美人な女の人達がほっとかないんだろうなあ。
まあ、私には一切無関係なんだけどね。

なんて、どうでもいい思考を巡らせていると、案内する、此方へ。と、風見さんが私を誘導してくれた。





＿＿"降谷零"。
やっと会えた。

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