悪食少女2 ページ3
「A、この世にはね
食べれないものなんて一つもないのよ？」
『バニカ様!!』
「食べたいものは食べたい時に食べなさい」
『お願いです…!!行かないで!!』
「貴女には…──────できる力があるわ…」
『行かないで…お願い…』
「じゃあね…私の愛しいA…」
『待って…!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『バニカ様!!!
…またこの夢…』
木陰で一休みしていた少女…
少女を救ってくれた女性はもう居ない
Aが料理の修行をする旅に出ている間に
屋敷や召使い、お抱え料理人、何一つ残さず消えてしまった
残っていたのは大量の血痕のみ
少女は勘づいていた屋敷も召使いも料理人も彼女が食べてしまったことに
でも一つだけわからないことがある
それは彼女が生きているのか、死んでいるのか
それだけはどうしても分からなかったのだ
『行かなきゃ…』
少女は今日も彼女のために最高の味を探しに行く
その為にハンター試験を受けに来たのだ
彼女が入っていったのは定食屋
「いらっしゃい!!注文は？」
『ステーキ定食、焼き方は弱火でじっくり』
「…奥の方へどうぞ!」
良かった、間違えたらどうしようかと思った
でも不思議
ただの定食屋がハンター試験会場に繋がるなんて
『あ…普通に美味しい…
ん？動いてる？』
奥に用意されていたステーキを食べている最中に独特の浮遊感を感じた
『エレベーターになってるんですね』
着く前にと急いで食べる
『早く食べてしまいましょう』
出されたものは全て食べる
これが少女のモットーである
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たまご - 本当に…好みのどストライク…好きです！更新、楽しみに待ってます！！ (2020年9月27日 23時) (
レス) id: b97e9ef115 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 求めてたものはここにあったか、、！！！って思ったくらいどストライクで好きです。更新してもまってます！！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 6b14e12bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海底歩行 | 作成日時：2019年1月21日 0時
