トリップしたのは本物の平成のシャーロック・ホームズ【名探偵コナン】リメイクVer.No.2

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「いえ…彼女が隠したがるような方は一体どんな方なのかと少し興味が湧きましてね

まさか貴女のような美しい方だったなんて」

彼も先程あったことなど気にせず甘ったるい声で口説いてくる

中身は変わらないか…

『お世辞ありがとう』
「お世辞だなんて、本心ですよ」
『まさか、冗談は顔だけにしてくれ』
「心に決めた人はいますね」
『誰もそんなこと聞いてない…』

全く引き下がらない…まるで粘着力の強いテープみたいだな…いや接着剤か…？

さっきまでの警戒心はどこにいったんだ…


「貴女に会えたことだし、私は帰りますね」
『そうしてくれると大変助かる』
「そんなに寂しがらなくてもいいんですよ」
『お前の目は節穴か？』
「今度は貴女の家に招いてくださいね」
『優秀なメイドと執事に殺されたくなければやめた方がいい』
「照れてるんですね」

『殴っていいか？』

「えぇ、どうぞ
それがあなたからの愛ならば」



悪寒が…


糸目をさらに細くしながら微笑む目の前の大学院生
冗談に聞こえないのは何故だ…

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